石崎奉燈祭奉賛会
地震から1年半。帰る場所を守り続けるため──“心のよりどころ”である「石崎奉燈祭」の本開催に向け、CAMPFIREでクラウドファンディングを開始。
2024年元日に発生した能登半島地震から1年半。
石川県七尾市石崎町では、地域の誇りである「石崎奉燈祭」の本格的な再開に向け、クラウドファンディングをCAMPFIREにて開始しました。
被災地の“迎え火”として再び灯をともすこの取り組みは、町の未来と文化をつなぐ挑戦です。
https://camp-fire.jp/projects/855422/view
■ かつて、奉燈の灯りは「迎え火」だった。
石崎町で100年以上続く伝統行事「石崎奉燈祭」。
その祭りで掲げられる大きな奉燈は、神様への“灯りの奉納”であり、
かつて北前船が往来した時代には、夜の海を照らす「帰港の目印=迎え火」ともなっていました。
「ああ、石崎が見えてきた」
その灯りは、海の男たちに“帰る場所がある”という安心を与える象徴でもあったのです。
2024年1月1日、あの地震で町は甚大な被害を受けました。
木造の家は一階から崩れ落ちた
海岸付近の道路が陥没
復興はまだまだ進まず、更地だけが広がっている
■石崎奉燈祭とは
かつて石崎町は江戸時代、加賀藩ではなく幕府直轄の「天領」とされた数少ない地域のひとつでした。
能登湾に突き出すように位置するこの小さな町は、北前船の寄港地としても栄え、海とともに生きてきました。そしてその精神の象徴が、石崎八幡神社と石崎奉燈祭です。
室町から江戸の頃──能登・石崎村に、京都・石清水八幡宮のご神霊を迎え、石崎八幡神社が生まれました。
京都・石清水八幡宮より勧請された「石崎八幡神社」
この石崎八幡神社に奉納される奉燈には、神への灯りの捧げとしての意味だけでなく、夜の海を行く船の「迎え火」という役割もあったと伝えられています。
まだ灯台が少なかった時代、海岸沿いに灯る奉燈の光は、遠くから戻る船乗りにとって、「無事に帰るべき港」を示す希望の灯でもありました。
そうして生まれたのが、「石崎奉燈祭」です。
昭和37年、石崎奉燈祭の熱気
■ なぜ今、クラウドファンディングを行うのか?
地震から1年半。テレビに映ることは減っても、石崎の復興はまだ道半ばです。
道路や建物の修復は進まず、暮らしの“当たり前”さえ戻っていないという現実があります。
そんな中、2025年の夏──「石崎奉燈祭」の再開が決まりました。
この祭りを再び開催することで、
・地域に再び灯りをともしたい
・子どもたちに“帰ってこられるふるさと”を残したい
・震災を経験した今だからこそ、誇りを次代に手渡したい
そんな思いが、町に広がっています。
とはいえ、道路の整備・夜間の明かりの確保・装束の準備・広報活動……。
これまで町民の寄付でまかなってきた費用も、震災による経済的ダメージで限界に達しています。
今が、本当にふんばり時です。
■ CAMPFIREでのプロジェクト概要
タイトル:能登半島地震から1年半!天領の漁港・石崎町が、瓦礫の中から再び光を取り戻す
実施期間:2025年6月20日 ~ 8月31日
目標金額:5,000,000円
URL:https://camp-fire.jp/projects/855422/view
支援者の皆様には、お礼のメッセージやDVD、能登の名産品などをご用意しております。
「石崎は、祈りと誇りの町です。
私たちは、ただ過去の伝統をなぞるのではなく、未来を守るため、この祭りを再開させたい。
だからこそ、今、この灯を絶やさないために、皆さまのお力をお貸しください。」
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