国立大学法人岡山大学
“Future Planetary Exploration: Understanding of Planetary Surface Environments and Habitability”




2025(令和7)年 5月 4日
国立大学法人岡山大学
https://www.okayama-u.ac.jp/


◆概 要
 国立大学法人岡山大学(本部:岡山市北区、学長:那須保友)の高等先鋭研究院を構成する研究所のひとつである惑星物質研究所(鳥取県三朝町)は、2025年3月4、5日、鳥取県東伯郡三朝町のホテルにおいて、国際シンポジウム2025「MISASA VIII “Future Planetary Exploration: Understanding of Planetary Surface Environments and Habitability”」を高等先鋭研究院システムの一躍を担う研究所としてJ-PEAKSとの共催で開催し、国内外から大学院生16人を含む63人が参加しました。

 シンポジウムは、月面や火星表面といった地球外環境の理解に加え、そのような環境での将来の長期滞在の可能性を探ることを共通の目標としており、惑星科学に関連するさまざまな分野の研究者が最新の知見を持ち寄り情報交換しました。

 シンポジウムでは、招聘者として東京大学の杉田精司教授やLaboratory of Planetology and Geodynamics in Nantes(フランス)のMangold Nicolas教授が講演し、最新の月惑星探査や室内実験などから得られた多様な研究成果をもとに活発な議論を交わしました。さらにこれらの議論を通じて、今後国際的に活発化する惑星探査研究に向けて、同研究所が重点的に取り組むテーマの一つである「惑星表層環境科学」をどのように発展させるべきか、その方向性について共有しました。

 また、シンポジウム初日に行われたバンケットは、本学の那須保友学長の乾杯で開宴。鳥取県中部総合事務所の木本美喜所長、三朝町の松浦弘幸町長も来賓として出席し、シンポジウムに続き、活発な議論と交流が行われました。

 惑星物質研究所は、"宇宙(そら)"から私たちの社会をより良くするための変革を続けています。引き続き、地域中核・特色ある研究大学:岡山大学、そして惑星物質研究所の取組にご期待ください。



Mangold教授の講演



杉田教授の講演



バンケットでのあいさつ(那須学長(左)、松浦町長(右上)、木本所長(右下))



参加者の集合写真



◆参 考
・岡山大学惑星物質研究所(IPM)
 https://www.misasa.okayama-u.ac.jp/


◆参考情報
・【岡山大学】文部科学省「地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)」に採択~地域と地球の未来を共創し、世界の革新の中核となる研究大学:岡山大学の実現を加速とともに世界に誇れる我が国の研究大学の山脈を築く~
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001935.000072793.html
・【岡山大学】「岡山大学最重点研究分野」を制定~地域と地球の未来を共創し、世界の革新に寄与する研究大学を実現するために~
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001601.000072793.html
・【岡山大学】岡山大学惑星物質研究所を「岡山大学高等先鋭研究院」に認定~我が国初で岡山大学独自の"世界と伍す研究・イノベーションの卓越と厚みを育成するシステム"を始動~
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001804.000072793.html
・【岡山大学】岡山大学高等先鋭研究院を創設~世界と伍す研究・イノベーションの卓越と厚みを育成するシステムを構築~
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001681.000072793.html
・岡山大学の宇宙戦略について(概要)
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001871.000072793.html


◆参考動画
・岡山大学惑星物質研究所紹介動画集
 https://www.misasa.okayama-u.ac.jp/movie/
・岡山大学惑星物質研究所の紹介(YouTube 4:53)
 https://youtu.be/UQtAxdYGI0k