日野市役所
日野市立中央図書館の登録有形文化財登録に向けて
日本の公共図書館の歴史を知るうえで欠くことのできない、日野市立中央図書館の建築について、設計者の鬼頭梓に師事した藤原成曉氏(建築家)をお招きして、講演会と見学会を実施します。
令和6年12月21日(土曜日)に、中央図書館にて開催します。
日野市の図書館は、昭和40年初代館長の前川恒雄のもと、移動図書館「ひまわり号」からスタートし、資料の貸出を重視する先駆的な取り組みによって日本の公共図書館のモデルを作り上げてきました。中央図書館はそうした日野市の図書館の中央館として昭和48年に建設されました。
設計者は後に日本の図書館建築の第一人者とも評価される鬼頭梓。鬼頭は前川恒雄の理念に共鳴し、(利用しやすく働きやすい)、(図書館の発展・利用の変化に対応できる)、(歳月を経るほど美しくなる)、などの5つの基本方針を体現する設計を行いました。
この前川恒雄と鬼頭梓の想いが生み出した中央図書館は、日野市のみならず日本の公共図書館の歴史を理解するうえで欠くことのできない施設であり、建築史においては、鬼頭梓の代表作として重要であることから、図書館史と建築史の両面において文化財としての価値が極めて高いと言えます。
なお、建物は平成27年(2015年)に、「残すべき日本におけるモダン・ムーブメントの建築」として、DOCOMOMO JAPANの認定を受けています。
日野市では、この貴重な文化的・歴史的建築を国の登録有形文化財に登録して、その保存と発展的な活用を図るべく、準備を進めています。今回の催しにより、市民が中央図書館に対する理解を深め、地域の魅力を再発見し、中央図書館の文化財登録に向けた気運が醸成されることを目指しています。
講演会
内容:図書館建築のパイオニアとも呼ばれるの鬼頭梓の建築思想と、中央図書館の建築 について。建築学(建築史)の視点から
講師:藤原成曉氏(建築家)
見学会
内容:中央図書館のバックヤードも含めた施設見学
案内:日野市職員(図書館スタッフほか)
開催概要
日時
12月21日(土曜日) 午後6時~午後8時
会場
日野市立中央図書館 閲覧室(日野市豊田2-49-2)
講師
藤原成曉氏(建築家)ほか
対象
市民一般(中学生以上が望ましい)
申し込み
直接会場へ。お気軽にご参加ください
参加費
無料
詳細を見る
企業プレスリリース詳細へ
PR TIMESトップへ
おすすめするスポットやお店のメニューなど、みんなの「こりゃいいぜ!」を絶賛募集中です!!
さんたつ公式サポーター登録はこちら
新着記事
春の七草といえばお粥。三重県鳥羽市の国崎では“海の七草”をたたいて食べる!?
毎年1月7日が近づくと、スーパーに並ぶ“春の七草粥セット”。セリ、ナズナ、ゴキョウ、ハコベラ、ホトケノザ、スズナ、スズシロの七つ。けれど、それとはまったく違う七草を用意する地域があります。古来、伊勢神宮へ献上する熨斗(のし)アワビ(*)を作っている三重県鳥羽市の国崎(くざき)では、なんと! “海の七草”を用意するんです。イラストを拡大してどうぞ~。*アワビを薄くはいで引き延ばして干したもの
『更級日記』の作者・菅原孝標女が憧れた夕顔と浮舟。現代の私たちも感情移入できる『源氏物語』のヒロインたち
一年にわたる大河ドラマ『光る君へ』も最終回を迎え、そして一年にわたる本連載もとうとう最終回となった。これまで読んでくださった皆様、本当にありがとうございました……! さて連載の締めくくりでは、ある日記を紹介したい。平安時代に『源氏物語』を愛読していた女性の日記だ。おそらく『光る君へ』最終回にも登場する書き手なのではないだろうか。
タブレット純と行く、相模原エレジーさんぽ。ネオンに憧れた少年時代の悲喜こもごも
物腰柔らかなキャラクターと、美しい低音の歌声とのギャップが魅力的なタブレット純さん。5歳から成人になるまで過ごしたという相模原市の旧・津久井町(現・緑区)を歩いて思い出を語ってもらった。聴こえてきたのはどんな哀歌か。『散歩の達人』2024年11月号掲載のインタビューに「【番外編】オフショットルポ」を加えた、Web限定ロングバージョンです!