松鳥むう(達人)の記事一覧

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『千と千尋の神隠し』のモデルになったともいわれる、長野県遠山郷の霜月祭のごちそうは「サンマ飯」
長野県南部、南アルプスの麓にある地域・遠山郷。その文字どおり、遠い遠い山の中にあります。公共交通機関を使うと、東京・新宿からバスを乗り継いで最短でも片道5時間半ほどかかる。そんな山里では、毎年12月前半に8カ所の神社で霜月祭(しもつきまつり)が順次行われます。地元の人たちは1年をこの霜月祭に全精力を注いでいると言っても過言ではない! その霜月祭の際、行事食として食べられるのが「サンマ飯」なのです。イラストを拡大して見てね~。
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秋のほんこさまなどで食べられる、岐阜県荘川の「どぶ汁」。どぶってなんだ?
みなさんは“どぶ”と耳にして何を思い浮かべますか? お酒好きさんは「どぶろく」という人が多いかもしれません。はたまた、茨城県の人は「あんこう料理」だと思うかもしれません。……が! ここ岐阜県高山市の荘川では、とろりとした白いお汁「どぶ汁」の素を“どぶ”と呼びます。秋のほんこさま(報恩講)やお葬式、昔は茅葺き屋根の葺き替え作業など、人がたくさん集まる時に作られた食なのです。イラストを拡大して見てね~。
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なれずしの宝庫・和歌山。「サバのなれずし」は湯浅町の秋まつりに欠かせない!
日本の醤油発祥の地といわれる和歌山県湯浅町。海と山に囲まれていて、山にはみかん畑がズラーッと!! そんな湯浅町の顯國(けんこく)神社の秋まつり(毎年10月中旬)の時には、各家で「サバのなれずし」を大量に作ります。またスーパーでは、桶に入ったまま売られていたりします。なれずし専門店はもちろん、町の和菓子屋さんの自家製なれずしも美味すぎる出来ばえ♪そんなサバのなれずしを、湯浅町の友人に教えてもらいました。イラストを拡大して見てね~。
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夏にしか食べられない「いが餅」は新潟県三条市の郷土菓子。“いが”なかまは全国各地に!
お隣の燕市とあわせて“燕三条”と呼ばれる金属加工の地として知られる三条市。その三条市には6~8月の間だけ登場する和菓子があります。それは「いが餅」!そしてこの「いが餅」、名前や食べる時期が違うけど、全国にあるのです。そんな「いが餅」のなかまも一緒に紹介します。イラストを拡大して見てね~。
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静岡市の秘境・井川地区の例大祭で供えられる「ヤマメずし」は、米ではなく粟で作る?
静岡県がある静岡市葵区って、すんごく縦長で、南アルプスの麓まで続いているって知ってました? その麓にあるのが井川地区。なんと静岡駅からバスを乗り継いで3時間ほどかかります。同じ区内なのに!そんな井川地区の“田代”という地域の諏訪神社では、毎年8月26~27日に例大祭が行われます。神饌(しんせん)に“ヤマメずし”が供えられることから“ヤマメ祭り”とも呼ばれています。イラストを拡大して見てね~。
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“甲賀忍者の里”で食べられている「ふじの葉ずし」は、たった2軒にだけ受け継がれる貴重な押しずし
“甲賀忍者の里”として知られる滋賀県甲賀(こうか)市甲賀町。町内にある大鳥神社では、毎年7月23~24日に大原祇園が行われます。その日に作られるのが「ふじの葉ずし」。しかもこれ、参道沿いの集落でしか作られておらず、現在、たった2軒にしか受け継がれていない(*)貴重な押しずしなのです。*一般販売はされていません。イラストを拡大して見てね~。
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山形県庄内地方では田植えが終わったら「にくもち」を食べる!? 餅好きにはたまらない“さなぶり”のごちそう
かつて農業が機械化されていなかった時代、田植えは親戚、ご近所さん、友人、知人……と総出で行うものでした。そして田植えが終わった後に、その祝いと手伝ってくれた人たちへのお礼として、ごちそうを振る舞う宴・さなぶりがありました。山形県最北の町であり、鳥海山の麓にある遊佐町(ゆざまち)で、さなぶりの時に食べられていたのが「にくもち」なのです。イラストを拡大して見てみてね~。
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愛知県尾張地方で端午の節句に食べるのは、黄色いおこわ?
端午の節句の食といえば、ちまきに柏餅ですね。ところが愛知県尾張(おわり)地域では、もうひとつ食べるものがあります。それは「黄飯(きいはん)」。“おうはん”や“黄いないおこわ”(黄いないは名古屋弁で黄色のこと)などとも呼ばれます。お店では端午の節句の前の数日間しか販売されないレアものでもあります。イラストを拡大して見てみてね~。
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海なし県・山梨で食べられる「めまき」って知ってる? 河口浅間神社の例祭の行事食
山梨県富士河口湖町にある河口浅間神社では、毎年4月25日に例祭が行われます。小学生の女の子たちが舞う稚児(ちご)の舞が有名で、国の重要無形民俗文化財にもなっています。その祭りの数日前からコトコトコトコトと長時間煮て作られる、この日だけの行事食があります。それは「めまき」。名前からはまったく想像がつかない……。というわけで、めまきを作っている友人宅で教えてもらいました。イラストを拡大して見てください~。
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愛知県尾張地方のひなまつりに欠かせない「おこしもん」は、カラフルで愛らしいお餅
みなさんは、ひなまつりに何を食べますか? ひなあられ? ひし餅? 愛知県はそれにプラスして、地方ごとにまったく異なったものを食べます。西三河地方あたりは「いがまんじゅう」、奥三河地方は「からすみ」というお菓子、足助(あすけ)は「つぼんこ」(寒天のお菓子)、蒲郡(がまごおり)は「油菓子」……といったように。そのなかでも今回は、名古屋市を含む尾張(おわり)地方の「おこしもん」を紹介します。イラストを拡大して見てくださいね~。
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