東京都板橋区
寄贈された絵本・絵本棚と左から(株)絵本ナビ:金柿氏、ミライアカデミー板橋校:三木氏、(株)栗山造園:石井氏
【概要】
板橋区は、令和6年11月19日(火)にミライアカデミー板橋校で、「小さな絵本館×こどもえほんだなプロジェクト」の第1号となる絵本と絵本棚の設置のお披露目会を実施しました。
区は、令和6年9月5日(木)から、絵本情報サイト「絵本ナビ」を運営する(株)絵本ナビ(以下、「絵本ナビ」という。)と連携した、絵本・絵本棚の寄付希望者と、受贈・絵本棚の設置への寄贈協力者をマッチングする「小さな絵本館×こどもえほんだなプロジェクト」を開始。マッチング第1号は、「いたばしSDGsパートナー」である栗山造園(株)からミライアカデミー板橋校への寄贈となっています。
寄贈された絵本棚には、「絵本のまち板橋」「こどもえほんだな」ロゴ及び寄贈者である栗山造園(株)のロゴが入っており、板橋区で製本されている絵本30冊が置かれています。
お披露目会に参加した寄贈協力者である栗山造園(株)の石井氏は、「いろいろな国の絵本が身近あって、誰もが平等に、気軽に絵本を手に取れる環境は心の豊かさに繋がっていくと思っています。今後も機会を見つけて、幅広くSDGsに関連した取組を行っていきます。」とコメントし、寄付希望者のミライアカデミー板橋校の三木氏は、「絵本棚が届いてから、子どもたちだけでなく保護者の方にも絵本を楽しんでいただいています。子どもたちにとって絵本は空気のような身近な存在であってほしいと考えています。寄贈いただいたことに感謝をしながら、寄贈された絵本棚と子どもたちとの日常の風景などを発信していきたいです。」と思いを語りました。
また、(株)絵本ナビの金柿氏は、「板橋区に住んでいる方や訪れる方が、板橋区にはどこに行っても絵本があるというような身近な存在になればと考えています。板橋からこの活動を発信していき、マッチング第1号の取組が周知されていくことで、さらにプロジェクトが促進していけばと考えています。」とコメントしました。
今後も、区は絵本ナビと連携し、絵本を身近に感じ、手に取って楽しめる環境づくりを推進していきます。
<寄贈者>
栗山造園株式会社(東京都板橋区板橋2-54-10)
事業内容:首都高速道路湾岸線等の緑地管理全般、官公庁及び民間造園工事の設計及び施工、
公園等の改修工事・維持管理作業、樹木診断業務。
<寄贈先施設>
ミライアカデミー板橋校(東京都板橋区板橋1丁目29ー2 シェブー板橋)
事業内容:未就園児から高校生を対象とした学習塾。
<寄贈内容>
「こどもえほんだな」セット
・板橋区で製本された絵本30冊
・絵本棚1台(フチ周りにやわらかいスポンジ素材のEVAを使用し安全。汚れに強く、長く使用できるつくり)
・紹介パネル(絵本棚まわりに貼る本プロジェクトを紹介する掲示物)
・絵本シール(寄贈絵本に貼る本プロジェクト専用のシール)
「小さな絵本館×こどもえほんだなプロジェクト」について
「絵本のまち板橋」を区のブランドとして推進している板橋区は、絵本を身近に感じ、手に取って楽しめる環境づくりのため、区内施設や店舗で絵本を置く「小さな絵本館」事業を実施しています。一方、絵本ナビは、「『幸せな時間』を増やすことに貢献する」という事業ミッションを掲げており、子どもたちに新しい世界や考え方を知るきっかけを提供することを目的に、子どもの居場所へ絵本を寄贈する「こどもえほんだなプロジェクト」を実施しています。
「小さな絵本館×こどもえほんだなプロジェクト」は、親和性のある2つのプロジェクトについて、絵本ナビと区が連携して取り組むことにより、それぞれの持つ地域資源や事業スキーム等を活かしあい、寄付希望者と寄贈協力者を繋げていきます。
なお、寄贈対象となる絵本については、板橋区で製本されている絵本や、「いたばし国際絵本翻訳大賞」の受賞絵本、「ボローニャ国際絵本原画展」入選作家が絵を描いた絵本等とするなど、「絵本のまち板橋」の推進のための視点も取り入れています。
板橋区では、美術館を起点とするイタリア・ボローニャ市とのつながりや、多数の海外絵本を有するいたばしボローニャ絵本館、印刷・製本産業が多く立地する独自性を生かし、「絵本のまち板橋」をブランドとして推進しています。
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