国立大学法人岡山大学
2024(令和6)年 10月 23日
国立大学法人岡山大学
https://www.okayama-u.ac.jp/
◆概 要
国立大学法人岡山大学(本部:岡山市北区、学長:那須保友)の技術統括監理本部を構成する組織のひとつである総合技術部は2024年9月14日、「第1回プロジェクトマネジメント基礎研修」(PM基礎研修Day1)を津島キャンパスの環境理工棟で開催し、総合技術部の技術職員19人、事務室事務職員2人、研究・イノベーション共創管理統括部研究協力課の事務職員3人が、講義とグループワークに参加しました。
同研修は、世界最大のプロジェクトマネジメント協会(Project Management Institute:PMI)の日本における支部であるPMI日本支部(事務局:東京都中央区、端山毅会長)の協力を得て実施。プロジェクトマネジメント(PM)の能力を育成し、その能力を自身が有する技術ノウハウと融合することで、「技術」から研究開発イノベーションをマネジメントできる技術職員の育成(高度化)を進めることなどを目的としています。
今回は導入研修として、一般社団法人研究基盤協議会が主催する「研究基盤EXPO」 において総合技術部が担当する「第4回研究基盤協議会シンポジウム」などの企画を題材にPMの手法を学び、実際の開催業務に応用することを通じて、より実践的な成果を得るための研修プログラムを3回開催。第1回である今回は、PMI日本支部から藤井新吾副会長と組織拡大委員会でPM基礎研修プログラムを担当する石塚幸夫代表、鳥本明男サブリーダーらが来学し、講師を担当しました。
最初の講義では、PMの概要を学んだ後、プロジェクトを立ち上げるための「プロジェクト憲章」作成の練習として「子どもたちのために『夏まつり』を開催する」というテーマをPMの観点から分析し、参加者が具体的な問題を書き出すことで理解を深められることを学びました。
その後、5人ずつのグループに分かれ、実際に「研究基盤EXPO2025」の「プロジェクト憲章」を作成するグループワークを、PMI日本支部から派遣されたアドバイザーのもとで実施。最後に各グループでまとめたものを代表者が発表しました。発表では、「実際に作成することで理解が深まった」、「人と目的を共有するために有用だと思う」など、グループワークに対する前向きな意見が挙がりました。
研修を通して、異なる業務をしている職員が共通のイベントのマネジメントを学習することで多様な視点からの気づきもあり、参加者からは「新しい観点からPMが見えるようになった」との感想が聞かれました。
研修の最後には総合技術部本部長を務める佐藤法仁副理事・副学長・上級URAが「休日の日にPM基礎研修Day1に参加いただき、ありがとうございます。本学は全学を挙げて技術職員の高度化を進めています。つい先日は博士号取得を支援する『大学院修学支援制度』を技術職員に対して認定しました。また高度化に伴う手当の新設など、モチベーション向上等の施策も進めています。今回のPM基礎研修Day1は、地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)の取り組みのひとつでもありますが、協働運営のPMI日本支部とは、本学が同支部のアカデミック・スポンサーであることや『PM Award』に協賛するなど、長いつながりがあります。今後もPMI日本支部と協力し、PMの基礎を学び、PM能力を有する技術職員の育成・高度化を進めていきたいと思います」と、今後の抱負も含めてコメントし、研修が終了しました。
総合技術部教育支援技術課の安信香苗技術主任は、「PM基礎研修DAY1ではチームに分かれてプロジェクト憲章の作成を行いました。日頃はここまで細かく目標やスコープ、リスクなどを整理してから取り組むことは少ないので、貴重な経験となりました。業務にも生かせるよう、残りの研修も真摯に取り組みます」と話しました。
また、10月5日に開催したDay2では、プロジェクトの取り組みを細分化して構造化させるWBS(Work Breakdown Structure)の研修、グループワークなどを行いました。
岡山大学総合技術部は全学の技術職員の連携を深めるとともに、技術職員のスキルアップを図ることにより、「研究ファースト」を掲げる研究大学:岡山大学の運営に深く関与できるようにしていきます。今後も本学の教育・研究活動などのパートナーとして頼れる技術職員、そして自らの知識と知恵で新しい価値を創造していけるナレッジワーカーとしての技術者となれるようにさまざまな取り組みを戦略的に実施していきます。今後も本学の絶え間ない挑戦とそれを担う技術職員の活動にどうぞご期待ください。
PM基礎研修は、本学が採択を受けている「地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)」の取り組みのひとつとして実施されました。
◆参 考
・岡山大学総合技術部
https://www.okayama-u.ac.jp/user/techall/
・【岡山大学】岡山大学広報「いちょう並木」Vol.104を発行 ~岡山大学総合技術部 始動~
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001868.000072793.html
・岡山大学研究・イノベーション共創機構
https://www.orsd.okayama-u.ac.jp/
・一般社団法人PMI日本支部
https://www.pmi-japan.org/
◆参考情報1
・【岡山大学】「技術」から研究開発イノベーションをマネジメントできる技術職員の育成プロジェクトを始動 ~プロジェクトマネジメント能力を持つ技術職員の高度化を強化推進~
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002163.000072793.html
◆参考情報2
・【岡山大学】文部科学省「地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)」に採択~地域と地球の未来を共創し、世界の革新の中核となる研究大学:岡山大学の実現を加速とともに世界に誇れる我が国の研究大学の山脈を築く~
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001935.000072793.html
・岡山大学広報「いちょう並木」Vol.105発行 ~地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)採択特別企画 世界に誇れる研究大学の山脈を築く~
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002152.000072793.html
・【岡山大学】優れた成果等を挙げたプロジェクトを表彰する「PM Award 2023」にて岡山大学SDGsイノベーション賞を「文京思い出横丁in傳通院」のプロジェクトに授与
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001833.000072793.html
・【岡山大学】現実的な視点でSDGsを活用して事業を推進する手法とその先をどうつかまえるか ~佐藤法仁副理事が「内閣府地方創生SDGs官民連携プラットフォーム SDGsスタートアップ研究分科会」で講演~
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000944.000072793.html
・【岡山大学】岡山大学におけるERM構築プロジェクトおよびERM組織風土醸成プロジェクトの取り組み報告を公開
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001386.000072793.html
◆本件お問い合わせ先
岡山大学総合技術部 事務担当
〒700-8530 岡山県岡山市北区津島中3-1-1 岡山大学津島キャンパス
E-mail:sougougijutsubu◎adm.okayama-u.ac.jp
※◎を@に置き換えてください
https://www.okayama-u.ac.jp/user/techall/
<岡山大学の産学官連携などに関するお問い合わせ先>
岡山大学研究・イノベーション共創機構 産学官連携本部
〒700-8530 岡山県岡山市北区津島中1-1-1 岡山大学津島キャンパス 本部棟1階
TEL:086-251-8463
E-mail:sangaku◎okayama-u.ac.jp
※ ◎を@に置き換えて下さい
https://www.orsd.okayama-u.ac.jp/
<岡山大学の研究機器共用(コアファシリティ)などに関するお問い合わせ先>
岡山大学研究・イノベーション共創機構 機器共用推進本部
〒700-8530 岡山県岡山市北区津島中1-1-1 岡山大学津島キャンパス 本部棟1階
TEL:086-251-8745、086-251-8746
FAX:086-251-8748
E-mail:cfp◎okayama-u.ac.jp
※ ◎を@に置き換えて下さい
https://fspp.kikibun.okayama-u.ac.jp/
<岡山大学のスタートアップ・ベンチャーなどに関するお問い合わせ先>
岡山大学研究・イノベーション共創機構 スタートアップ・ベンチャー創出本部
〒700-8530 岡山県岡山市北区津島中1-1-1 岡山大学津島キャンパス 本部棟1階
E-mail:start-up1◎adm.okayama-u.ac.jp
※ ◎を@に置き換えて下さい
https://venture.okayama-u.ac.jp/
岡山大学メディア「OTD」(アプリ):https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000011.000072793.html
岡山大学メディア「OTD」(ウェブ):https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000215.000072793.html
岡山大学統合報告書2023:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001926.000072793.html
岡山大学SDGsホームページ:https://sdgs.okayama-u.ac.jp/
岡山大学SDGs~地域社会の持続可能性を考える(YouTube):https://youtu.be/Qdqjy4mw4ik
岡山大学Image Movie (YouTube):https://youtu.be/pKMHm4XJLtw
産学共創活動「岡山大学オープンイノベーションチャレンジ」2024年8月期共創活動パートナー募集中:
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002391.000072793.html
国立大学法人岡山大学は、国連の「持続可能な開発目標(SDGs)」を支援しています。また、政府の第1回「ジャパンSDGsアワード」特別賞を受賞しています。地域中核・特色ある研究大学として共育共創を進める岡山大学にご期待ください
岡山大学 文部科学省「地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)」に採択~地域と地球の未来を共創し、世界の革新の中核となる研究大学:岡山大学の実現を加速とともに世界に誇れる我が国の研究大学の山脈を築く~
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001935.000072793.html
企業プレスリリース詳細へ
PR TIMESトップへ
更新日:2024.10.23
【岡山大学】岡山大学総合技術部 & PMI日本支部「プロジェクトマネジメント基礎研修」を開始~技術職員と事務職員を高度化する観点からプロジェクトマネジメントスキルを学ぶ~
おすすめするスポットやお店のメニューなど、みんなの「こりゃいいぜ!」を絶賛募集中です!!
さんたつ公式サポーター登録はこちら
新着記事
音声ARで巡る東京カルチャー再発見の旅「新たな一歩と伝統が織りなす東京の音色」に出かけよう
最新技術・音声ARの活用により、東京の街がいつもと違って見える、そんな新しい観光体験をあなたへ。あなたは物語の主人公になる! 音声ARで東京の歌舞伎や浮世絵・相撲といった伝統芸能、そして世界に誇るkawaii文化やマンガ・アニメをより身近に・よりエキサイティングに感じられます。そんな伝統と革新の出会い、「Old meets New」な東京の魅力を再発見できるイベントが「新たな一歩と伝統が織りなす東京の音色」です!本イベントでは、GPSを使った音声ARガイド「SARF」を活用。現地で楽しめる限定コンテンツをたくさんご用意しています。あなたは主人公で、超豪華なナビゲーターとともに物語の世界へ。ストーリーを追体験しながら街歩きすれば、東京だからこその魅力を感じられます。さらにエリア内のスポットをすべて巡った人へナビゲーターから特典が!そんな豪華ナビゲーターは2025年2月3日(月)に発表します。今すぐ「SARF」アプリをダウンロードして、東京の街へ出かけましょう!
オリンピックの遺産を生かした複合型スポーツレジャー施設、有明『livedoor URBAN SPORTS PARK』で体を動かす喜びを分かち合おう
2020年東京五輪の舞台のひとつ、有明。その跡地の一部に、複合型スポーツレジャー施設『livedoor URBAN SPORTS PARK(ライブドアアーバンスポーツパーク)』がオープンした。2024年10月12日に全面開業を迎え、アーバンスポーツに興じたり散歩がてら立ち寄ったりする人々で早速にぎわっている。
【東京街角クイズ】この写真、どこの交差点でしょう?
道と道が交わる交差点は、街の重要な顔のひとつ。大きな交差点はその地域の象徴的な場所になることも多く、見知った景色が多いはず。そんな交差点の風景を、あなたは普段どこまできちんと記憶しているか腕試し! 「東京の交差点」クイズです。出題範囲は東京23区(のなかでも都心寄り)、よく知られた道が交わる大きめの交差点ばかりなので、ぜひ全問正解を目指してもらいたい。出題写真の交差点名にはボカしを入れたが道路名は見えるものもあるので、ヒントが足りない場合は拡大してみるのもアリ。また、解答には正式な交差点の名前と交わる道の通称道路名も記載している。街の名前や地名・エリア名だけでなく、「⚪︎⚪︎通りと△△通りの××交差点!」と回答できれば完璧だ。【ご注意!】各出題画像のすぐ下にヒント、さらにその後矢印の下に解答・解説を記載している。勢い余って答えが見えちゃうことのないよう、ゆっくりとスクロールしながら挑戦されたし。いざ、チャレンジ!
蔦重が生きた吉原の、江戸時代と令和をつなぐ場所へ。大河ドラマ『べらぼう』ゆかりの地を歩く【其の壱】
2025年の大河ドラマは、江戸時代中期から後期にかけて一世を風靡した版元・蔦屋重三郎(つたや じゅうざぶろう)が主人公。今で言うところの出版社経営者であり、超一流のアートディレクターである。武将や貴族、憂国の志士などと違い、市井の民の物語という異色の大河ドラマとして開始前から話題に事欠かない。そして第1回目の放送から大いに話題を提供し、視聴者の耳目を集めている。まさに「江戸のメディア王」を扱ったドラマにふさわしいスタートダッシュともいえるだろう。とにかく小気味いいテンポで話が進んでいくようなので、まずは蔦屋重三郎という人物を育んだ吉原という土地の今、東京都台東区を訪ねてみることにしたい。