特定非営利活動法人Grow&Leap
概要
中高生向けのキャリア教育を展開するNPO法人Grow & Leap(所在地:愛知県名古屋市、代表理事:倉田佳代子)は、2024年7月6日(土)、27日(土)にオンライン(zoom)、8月19日(月)に東京・名古屋にて「まちづくりワークショップ」を開催しました。積水ハウス株式会社のマッチングプログラムとして助成していただくと同時に、第一線で活躍する積水ハウス株式会社の社員の方が「まちづくり」をテーマに講義をしたり、事例をもとに理想のまちについて異世代間でディスカッションしたりしました。総勢58名(中学生7名、高校生32名、大学生・社会人19名)の方にご参加いただきました。
実施目的
VUCAな時代において、一人ひとりが自分の感性や思考を働かせて、互いの考えや価値観を尊重しながら、社会や人生をより豊かなものにしていくことが欠かせないと考えています。しかしながら、日本財団 (2019)『18歳意識調査 第20回社会や国に対する意識調査』では「自分で国や社会を変えられると思う」と回答した18歳は18.3%という結果が出ています。また、学校では依然としてテストの点数を中心とした「学力」が主たる評価指標となっており、なかなか個性の発見・伸長は難しい現状があります。
そこで、以下の3つの主たる目的として設定し、実施しました。
- 自分の思考や感性に目を向け、それを他者に伝えること
- お互いの価値観に触れ、新たな考えが生まれることを体験すること
- まちづくりや空間デザインなどの領域における面白さを体験すること
これらを通して、中高生が自分の思考や感性、価値観を大事にし、様々な体験と経験を経ながら、自分の人生や社会について向き合っていくきっかけになることを目指しました。
参加者属性
総勢58名(中学生7名、高校生32名、大学生・社会人19名)にご参加いただきました。オンライン開催時は特に全国各地から集まり、多様なバックグラウンドの方が一堂に会する場となりました。また、まちづくりにおける視点を増やし、議論を深まるため、大学生・社会人の方も募集しました。
プログラム内容
【講義】
積水ハウスの藤原さんから積水ハウスの「まちづくり憲章」と「まちづくりの4つの視点」をテーマとして、環境マネジメント、生活マネジメント、経済マネジメント、タウンマネジメントの4つの視点についてレクチャーしていただきました。各視点に関して、事例も取り上げながら具体的に紹介してくださいました。
参加者は、まちやまちづくりについて、どのような視点から捉えることができるのか、視点を取得する機会となりました。多くの参加者がこの講義を通して、普段は漠然と見ている自分のまちについて、改めて捉え直したり、強みと弱みについて考えてみたりするきっかけになりました。
【グループワーク】
「まちづくりの4つの視点」の講義を受けて、自分が特に大事にしたいと思った視点について、その理由も含めてグループで共有しました。「まちの特色を活かしたブランディングが大事だと感じた」「東京のマンションに住んでいるから、隣の人と会っても挨拶程度で話す機会がない。人との繋がりがあるまちがいいなと思う」「5本の樹の考え方が面白いと思った。景観もよくなって、住み心地も変わるのではないかと考えた」など、様々な意見や考えが出ていました。
その後、山梨県上野原市にある「コモアしおつ」について、講師の藤原さんから共有していただいた上で、自分がそこに住みたいか考え、その理由とともにグループで共有しました。さらに、どうしたらもっと住みたいまちになるかについて、グループで考える時間を持ちました。それぞれが経験してきたバックグラウンドや価値観を互いに受け止めながら、まちの未来について考えを巡らせる盛んな交流の時間となりました。
当日の様子
8月19日(月)の東京・名古屋会場の様子をご紹介します。2会場はオンラインで繋いで開催しました。
藤原さんからまちづくりの4つの視点をコーチ
モデルハウスでディスカッション
社会で活躍する大人の方も一緒に参加
手元の資料に学びを記録
一人では思いもよらなかったアイデアに笑いが起こる
参加者の感想
感想アンケートでのイベント満足度は4.83/5.0点でした。以下は参加した中高生の感想です。
まちづくりに興味があって参加しました。色々なまちやまちづくりがあって、持続可能なまちづくりについて深く考えることができて楽しかったです。地域や都市にも様々な課題があって、それを解決するための様々な取り組みを知れたので、これまで抽象的だった私なりのまちづくりの具体的な理想像を考えるきっかけになりました!ありがとうございました。(高3女性)
私は、まちづくりに興味を持ち、参加してみました。まちづくり憲章で、様々な観点からまちを作っていくことが大事だとわかりました。コモアしおつについて、このようなまちがあると知り、街の中にほぼ全てのインフラなどが揃っていて、驚きました。グループワークで、積極的に友達と意見を交わすことができ、とても楽しかったです。またぜひ参加したいです!(高1女性)
初めてこういうイベントに参加いたしました。色んな人の意見が聞けて、自分もいろいろなアイデアが浮かんできていい機会だったと思います。とても楽しかったのでまた機会があればまた参加したいです。(高1男性)
名古屋会場
東京会場
特定非営利活動法人Grow & Leapとは
既存の価値観やモデルでは通用しない、予測不可能な現代社会において「自分らしく生きること」がテーマになっています。 一方で「自分のやりたいことが分からない」「自分の価値が分からない」と悩む中高生が多い現状を課題だと認識しています。そこで、私たちは日本の次世代を担う10代が、自分の価値に気づき、「自分らしいキャリアデザイン」を描いていくことができるようになることを目指します。学歴や職歴の枠組みを越え、「どんな人生にしていきたいか?」について自分なりの答えをはっきりと見出すことができるよう、一人ひとりとじっくりと向き合い、「個性(感じたこと・考えたこと)」を引き出していくプログラムを提供しています。
自分の価値に気づくことは、相手(他者)の価値に気づくことに繋がると考えています。そうすることで、自分も相手も大事にできる10代・コミュニティが広がり、お互いの考えや価値観を尊重・共有できる社会にしていこうとしています。
【団体概要】
名 称 :特定非営利活動法人Grow & Leap
代表者 :代表理事 倉田佳代子(くらたかよこ)
所 在 :〒461-0001 愛知県名古屋市東区泉一丁目7番30号デュオヴェール久屋大通302号
設 立 :2018年4月(2021年5月法人化)
事業内容:中高生のキャリア支援
URL :https://growandleap.com/(ホームページ)
https://www.instagram.com/growandleap(Instagram)
【お問い合わせ先】
特定非営利活動法人 Grow & Leap 事務局
担当:松隈 快(まつくま かい)
TEL:080-6924-8099
Mail:[email protected]
企業プレスリリース詳細へ
PR TIMESトップへ
おすすめするスポットやお店のメニューなど、みんなの「こりゃいいぜ!」を絶賛募集中です!!
さんたつ公式サポーター登録はこちら
新着記事
音声ARで巡る東京カルチャー再発見の旅「新たな一歩と伝統が織りなす東京の音色」に出かけよう
最新技術・音声ARの活用により、東京の街がいつもと違って見える、そんな新しい観光体験をあなたへ。あなたは物語の主人公になる! 音声ARで東京の歌舞伎や浮世絵・相撲といった伝統芸能、そして世界に誇るkawaii文化やマンガ・アニメをより身近に・よりエキサイティングに感じられます。そんな伝統と革新の出会い、「Old meets New」な東京の魅力を再発見できるイベントが「新たな一歩と伝統が織りなす東京の音色」です!本イベントでは、GPSを使った音声ARガイド「SARF」を活用。現地で楽しめる限定コンテンツをたくさんご用意しています。あなたは主人公で、超豪華なナビゲーターとともに物語の世界へ。ストーリーを追体験しながら街歩きすれば、東京だからこその魅力を感じられます。さらにエリア内のスポットをすべて巡った人へナビゲーターから特典が!そんな豪華ナビゲーターは2025年2月3日(月)に発表します。今すぐ「SARF」アプリをダウンロードして、東京の街へ出かけましょう!
オリンピックの遺産を生かした複合型スポーツレジャー施設、有明『livedoor URBAN SPORTS PARK』で体を動かす喜びを分かち合おう
2020年東京五輪の舞台のひとつ、有明。その跡地の一部に、複合型スポーツレジャー施設『livedoor URBAN SPORTS PARK(ライブドアアーバンスポーツパーク)』がオープンした。2024年10月12日に全面開業を迎え、アーバンスポーツに興じたり散歩がてら立ち寄ったりする人々で早速にぎわっている。
【東京街角クイズ】この写真、どこの交差点でしょう?
道と道が交わる交差点は、街の重要な顔のひとつ。大きな交差点はその地域の象徴的な場所になることも多く、見知った景色が多いはず。そんな交差点の風景を、あなたは普段どこまできちんと記憶しているか腕試し! 「東京の交差点」クイズです。出題範囲は東京23区(のなかでも都心寄り)、よく知られた道が交わる大きめの交差点ばかりなので、ぜひ全問正解を目指してもらいたい。出題写真の交差点名にはボカしを入れたが道路名は見えるものもあるので、ヒントが足りない場合は拡大してみるのもアリ。また、解答には正式な交差点の名前と交わる道の通称道路名も記載している。街の名前や地名・エリア名だけでなく、「⚪︎⚪︎通りと△△通りの××交差点!」と回答できれば完璧だ。【ご注意!】各出題画像のすぐ下にヒント、さらにその後矢印の下に解答・解説を記載している。勢い余って答えが見えちゃうことのないよう、ゆっくりとスクロールしながら挑戦されたし。いざ、チャレンジ!
蔦重が生きた吉原の、江戸時代と令和をつなぐ場所へ。大河ドラマ『べらぼう』ゆかりの地を歩く【其の壱】
2025年の大河ドラマは、江戸時代中期から後期にかけて一世を風靡した版元・蔦屋重三郎(つたや じゅうざぶろう)が主人公。今で言うところの出版社経営者であり、超一流のアートディレクターである。武将や貴族、憂国の志士などと違い、市井の民の物語という異色の大河ドラマとして開始前から話題に事欠かない。そして第1回目の放送から大いに話題を提供し、視聴者の耳目を集めている。まさに「江戸のメディア王」を扱ったドラマにふさわしいスタートダッシュともいえるだろう。とにかく小気味いいテンポで話が進んでいくようなので、まずは蔦屋重三郎という人物を育んだ吉原という土地の今、東京都台東区を訪ねてみることにしたい。