さいたま市
子どもも大人も楽しめる!1枚綴りの江戸植物図鑑!

さいたま市大宮盆栽美術館では、「ものづくし絵」と呼ばれる浮世絵版画のうち、江戸時代の園芸文化の流行を背景として、「植木づくし」や「鉢植えづくし」と題された鉢植え植物のものづくし絵を取り上げた特別展を開催します。 本展では、個人収集家の所蔵品を中心に、調査の結果明らかとなったおよそ130種、総点数1416点に及ぶ鉢植えが描かれたものづくし絵を主として、「ふ(富)」からはじまるおめでたい鉢植えを描いた有卦絵(うけえ)も取り上げ、植物の種類や特徴を個別的に、また総覧して見て、知る、ものづくし絵ならではの楽しみを紹介します。




ものづくし絵とは


浮世絵版画の分類のひとつ「おもちゃ絵」に、「ものづくし絵」と呼ばれる一群があります。主に子ども向けに摺られた版画で、ある題材をテーマに、多くの種類を描き集めて図鑑のように一覧にした図です。たとえば、さまざまな鳥や動物の種類を集めた「鳥づくし」や「獣づくし」などのほか、江戸時代の園芸文化の流行を背景として、「植木づくし」や「鉢植えづくし」と題された鉢植え植物のものづくし絵も数多く作られました。鉢植えの傍らには植物名を記載する図が多く、楽しみながら絵を見て、植物も文字も学ぶことのできる子ども向け植物図鑑のような1枚摺りの版画です。
会 期


令和6年9月21日(土)~10月30日(水)
休館日:木曜日
休室日:10月11日(金)
開館時間:9時~16時30分(入館は16時まで)
会 場


さいたま市大宮盆栽美術館 企画展示室
(さいたま市北区土呂町2丁目24−3)
内容


第1章 植物大好き! 江戸園芸の大流行
第2章 見る、知る、楽しむ! ビジュアル植物大図鑑
第3章 「ふ」のつくものを探せ! 有卦絵のなぞ解き

■鉢植えづくしの一例
図版 歌川芳藤 「草花植木づくし」 安政5年(1858)2月 個人蔵(後期)
図版 歌川芳藤 「しん板うゑ木づくし」 明治12年(1879)8月29日 個人蔵(前期)




















観覧料


一般:310円(200円)
高大生、65歳以上:150円(100円)
小中学生:100円(50円)
*( )内は20名以上の団体料金
【イベント】特別展スライドトーク


担当学芸員が出品作品の見どころをスライドを用いて紹介します。
日時:9月21日(土)、10月6日(日)両日とも14時~15時
会場:大宮盆栽美術館ロビー
※予約不要、聴講無料。20名程度(13時30分から先着順)。
大宮盆栽美術館について


大宮盆栽美術館は、世界で初めての公立の「盆栽美術館」です。
名高い大宮の盆栽村に近接して設けられた当館は、旧高木盆栽美術館のコレクションをひとつの核とした盆栽の名品、優品をはじめ、盆栽用の植木鉢である盆器や、一般には水石と呼ばれる鑑賞石、盆栽が画面に登場する浮世絵などの絵画作品、盆栽に関わる各種の歴史・民俗資料等を系統的に収集、公開することにより、さいたま市の伝統産業にも指定されている盆栽の文化をひろく国内外に発信することを目的として活動しています。
URL:https://www.bonsai-art-museum.jp/ja/

問い合わせ先


さいたま市大宮盆栽美術館
電話:048-780-2091


さいたま市公式LINEでは、あなたに合った情報をスマホにお届けしています。
登録はこちら(https://lin.ee/I7T0WXV)または以下の⼆次元コードから!

企業プレスリリース詳細へ
PR TIMESトップへ