すてきな投稿をしてくださった方に「いいぜ賞」と題して毎月3名様にプレゼント(Amazonギフト券5000円分)を贈呈するという企画「今月のいいぜ賞」。本日は、「2025年10月のいいぜ賞」を発表いたします。
たくさんご投稿いただき、ありがとうございました。そして、受賞したみなさま、おめでとうございます! 受賞者のみなさまには、編集部からメールでご連絡いたします。
harupwithchamさん/愛おしい汚れが増えていくコンバース
歩いて歩いて歴史を深めて
「コンバースは汚れている方がカッコいい」
どこで聞いた言葉なのだろう。なぜか私はこの出典元も知らない言葉を疑わずにいる。
実際に、コンバースに限らず靴は汚れている方が、靴が活き活きしているような、喜んでいるように見える。
ふと自分のコンバースに目をやると、たくさん歩いたこと、アルバイトを頑張ったこと、生活を繰り返していることを実感することができる。
歩けば歩くほどクタクタになって、気付けば愛おしい汚れが増えていくコンバース。
私の愛用はChuck Taylor’70だ。中敷が分厚く、歩いても疲れずらいので散歩には最適である。
残念ながら日本の正規店では売られていない型ではあるが、古着屋などで時々出会える。
自分の散歩の歴史を、Chuck Taylor’70と、少し筋肉のついたふくらはぎで実感するのも悪くない。
募集テーマ「おすすめ散歩グッズ」に応えてくれたこちらの投稿。靴の汚れを魅力と捉える考えは、グランジのカルチャーからの影響もありそうですね。歩けば歩くほどコンバースの汚れや味が出て、唯一無二の個性が出来上がる。そんなharupwithchamさんのスタイル、とってもいいぜ!
堺あさみさん/立川駅PLAY MUSEUMの大ピンチ展!プラスへ【漫画】
大人気の展覧会にリベンジ!
鈴木のりたけさんの絵本シリーズ『大ピンチずかん』の展覧会での体験を漫画で紹介してくれたこちら投稿。堺あさみさんのやわらかな筆致で描かれる4人がとても楽しそうです。特にリン君の表情からはワクワクやドキドキ、時にはガッカリの感情が伝わってきて、こちらまで豊かな気持ちにさせてもらえました。
ヨムダケ文庫さん/【常滑市】迷路のような焼き物の街を散策し、海で本を楽しむ
坂には土管と焼酎瓶がずらり!
今回は、愛知県にある常滑市を気ままに散策してみました。
「常滑」と聞いても、すぐには場所のイメージが浮かばない方も多いかもしれません。
漢字だけを見ると、まるで常に床が滑っている街のようにも感じますが、実はその由来には地形が関係しているそうです。
常滑の「常」は床や地盤を、「滑」は滑らかを意味し、つまり地盤の滑らかな粘土層の土地ということから、この地名が生まれたとか。そしてこの滑らかな粘土こそが、常滑焼の発展を支えてきた土でもあります。
常滑焼は、およそ千年の歴史を誇り、日本六古窯のひとつに数えられる伝統ある焼き物です。
そんな由緒ある街の風情を肌で感じられる場所こそ、今回訪れた「やきもの散歩道」。
愛知県常滑市でのひとときを丁寧に綴ってくれたのは、ヨムダケ文庫さんのこちらの投稿。やきもの散歩道の趣深い街並みに感動したり、「ケサワ」の役割に驚いたり。都市で歩くときとはまた違った驚きや喜びに満ちた散歩を追体験させてもらえました。海辺読書のセレクトもすてきです。
涼しい風が吹き、絶好のお散歩日和も多かった10月。さまざまな切り口の投稿があり、うれしい限りです!
これからもどんな「いいぜ」な投稿と出合えるのか、楽しみにしています。



