素敵な投稿をしてくださった方に「いいぜ賞」と題して毎月3名様にプレゼント(Amazonギフト券5,000円分)を贈呈するという企画「今月のいいぜ賞」。本日は、「5月のいいぜ賞」を発表いたします。

たくさんのご投稿をいただき、ありがとうございました。そして、受賞したみなさま、おめでとうございます! 受賞者のみなさまには、編集部からメールでご連絡いたします。

月雲さん/雑居ビルの奥の奥にひっそりと、本とカレーとお酒の小確幸

まるで物語の中の幻の喫茶店のよう

夕暮れの商店街の外れ。その店は、不思議な雰囲気を持つ雑居ビルの中にあった。一見躊躇するようなほの暗い階段を、勇気を出してのぼって行くと、ぴたりと閉まった、古い簡素なアルミサッシの扉が目の前に立ちはだかる。ここを開けなくてはいけないという新たなハードル。心細いようなワクワクするような、どうにもならない気持ちで、扉の前でうなだれていると、小さなメモが貼られていることに気付く。 「この扉を開けて右奥へ。突き当たり右手の部屋がヨスカ。急な階段を上ってくれてありがとうございます。」 気遣いのある丁寧な言葉。ふと、宮沢賢治の「注文の多い料理店」を思い出す。この後は扉を開けるたびに服を脱ぎ、油を塗って、最後は食べられてしまうのか?そんなヘンテコな不安を彷彿とさせる佇まいだ。思い切ってえいやと扉を開けてみると、年季の入ったビルらしい味のある薄暗い廊下が続き、その一番奥の奥に、ポツンと明かりが灯っていた。穏やかな温かい明かりにちょっとホッとする。ああよかった、大丈夫そうだ。
月雲

はじめてのお店に入るときの期待と緊張が瑞々しく綴られた、月雲さんの投稿。訪れたのは、用賀『本と玄米カレー ヨスカ』です。穏やかな店内の様子のほか、店主のこと、メニューのことも丁寧に描写され、読む進めるほどお店の魅力に心を奪われます。「小さな幸せを噛み締めに」、あなたも行ってみたくなること間違いなし!

ワキツレ小アドさん/もう一度6月に歩いてみたい、飛鳥の小径

おや? 見たことがないキレイな車両が!

飛鳥の小径は、王子駅と上中里駅を結ぶ京浜東北線沿いの散歩道です。 一部の区間では住宅地を通りますが、恐らく滅多にクルマに出会う事はないと思われ、のんびりと歩く事ができます。 線路沿いのコースなので、まずは色々な列車を見てみたいと思います。 上中里駅から王子駅方面に向かいましょう。上中里駅の改札口を出て右に折れると間もなく下り階段があり、大宮駅方面行きの電車はすぐ脇を走るようになります。暫く歩くと再び階段を上ります。来た道を振り返ったのが上の写真です。 これら階段付近は京浜東北線を眺めるのにはとても良いスポットです。
ワキツレ小アド

「能楽堂へ足を踏み入れて以来、その幽玄の世界から抜け出せなくなってしまったサラリーマン」というプロフィール文が気になりすぎる! ワキツレ小アドさんの投稿。JR京浜東北線沿いの散歩道「飛鳥の小径」を訪れ、やってくる電車を眺めてワクワク……そしてなにより、ここは紫陽花の名所。つまり、これからの季節にうってつけ!  旬の景色を楽しみに、ぜひ参考にしたい散歩スポットですね。

あこさん/気分は昭和映画のヒロイン

風格と貫禄がある、新宿の名店

健康志向のご時世、深夜から翌日の昼間までお酒を楽しむなんて鼻つまみものかもしれないが、毎週末新宿ゴールデン街に通う私にはよくある光景。 体力も尽き、お腹が空いてくるとみな散り散りに行きつけのご飯屋さんに向かう。 私が向かうのは靖国通りを越えて、伊勢丹を抜けると見えてくる黄色い看板「名曲・珈琲喫茶らんぶる」。
あこ

「散歩に全力で身を投じている」というさんサポの鏡、あこさんの投稿。美しい写真に写っているのは、えんじ色のベロアのイスに、やわらかく暖かい光……新宿の名店『らんぶる』です。「店内の造りに負けない大きな器を感じる喫茶店」とは言い得て妙。昭和映画のヒロインよろしくコーヒーをすすりながら、クラシック音楽に耳を傾けたい!

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お散歩にうってつけの気候になってきたからか、5月は素敵な投稿がいつにも増して多く、編集部としてはうれしい限り!

6月も、たくさんの「いいぜ」な投稿、お待ちしております!