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ワクサカソウヘイ(達人)
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達人
ワクサカソウヘイ
文筆家
1983年東京都生まれ。作家。エッセイやノンフィクション、コントライブ構成などを手掛ける。主な著書に『ぼくたちはイカを知って大人になる』(小学館)、『出セイカツ記』(河出書房新社)、『ふざける力』(ちくま文庫)などがある。
「二度とこの町に戻ることはないのだ」と思って散歩する。さようなら、わが町【ワクサカソウヘイ】【もう、普通の散歩には飽きている】
いつもの帰宅を崩壊させる散歩をする。全力で楽しむ「帰宅」というアクティビティ【ワクサカソウヘイ】【もう、普通の散歩には飽きている】
独り言をごく自然に唱えながら散歩する。書を捨てよ、町で独り言を喋ろう【ワクサカソウヘイ】【もう、普通の散歩には飽きている】
屋外を捨てて実家を散歩する。「内」を歩けば新たな感覚を発見できる【ワクサカソウヘイ】【もう、普通の散歩には飽きている】
樹木こわい散歩をする。夕方の街は「無課金で楽しめる戦慄迷宮」【ワクサカソウヘイ】【もう、普通の散歩には飽きている】
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「二度とこの町に戻ることはないのだ」と思って散歩する。さようなら、わが町【ワクサカソウヘイ】
#13 「二度とこの町に戻ることはないのだ」と思って散歩「いつまでもあると思うな、同じ道」。そんな格言はこの世に存在などしていないが、しかし私はこれを格言としてこの世に広めたい。どうして自分は通常の散歩に飽きてしまっているのであろうか。その理由のひとつに、「いつもの散歩道をありがたがっていないから」というものがある。そう、私は信じ切っているのだ。わが町内の道は、いつまでもあるものなのだと。
連載:もう、普通の散歩には飽きている
#エッセイ
いつもの帰宅を崩壊させる散歩をする。全力で楽しむ「帰宅」というアクティビティ【ワクサカソウヘイ】
#12 いつもの帰宅を崩壊させる散歩あなたは、まだ帰宅の可能性に気づいていない。夕飯を食べたい、風呂に浸(つ)かりたい、スマホを充電したい。通常の帰路において、我々は道中の景色などスキップして、ただただ「家に帰る」という目的を叶(かな)えるためだけに猛進しがちだ。
連載:もう、普通の散歩には飽きている
#エッセイ
独り言をごく自然に唱えながら散歩する。書を捨てよ、町で独り言を喋ろう【ワクサカソウヘイ】
#11 独り言をごく自然に唱えながら散歩ひとりだけの散歩というのは、時に侘(わび)しい。代わり映えのしない住宅街の景色を、ただ黙々と視界に収め続けるだけ。街並みに対しての発見を共有する相手がいない散歩は、退屈なものを感じてしまいがちだ。しかし私は、この問題を解決する画期的な方法を思いついた。それは、「独り言を喋(しゃべ)りながら歩く」というものである。
連載:もう、普通の散歩には飽きている
#エッセイ
屋外を捨てて実家を散歩する。「内」を歩けば新たな感覚を発見できる【ワクサカソウヘイ】
#10 屋外を捨てて実家を散歩そもそも、なぜ我々は散歩を屋外で行うものだと決めつけていたのだろうか。当たり前のことではあるが、外に飛び出せば道があり、他人の家があり、見知らぬ看板がある。この当たり前に、私は飽きているのかもしれない。だとすれば、「外」ではないところを散歩するべきである。そうだ、「内」を散歩すれば新たな感覚を発見できるのではないのか。おお、コペルニクス的転回である。
連載:もう、普通の散歩には飽きている
#エッセイ
樹木こわい散歩をする。夕方の街は「無課金で楽しめる戦慄迷宮」【ワクサカソウヘイ】
#9 樹木こわい散歩古典落語『まんじゅうこわい』の主人公は饅頭を怖がってみせていたが、私は樹木を怖がってみようと思う。
連載:もう、普通の散歩には飽きている
#エッセイ
「ん」で終わる散歩をする。名詞を繋いで未知の路地へと迷い込む【ワクサカソウヘイ】
#8 「ん」で終わる散歩あてもなく、ぶらぶらと歩く。散歩とは本来きわめて無目的なものである。しかし、この自由に満ちた行為には致命的な欠陥がある。それはルールがなく、それゆえにゲーム性が皆無であるという点だ。
連載:もう、普通の散歩には飽きている
#エッセイ
一万円を握りしめて散歩する。真に高貴な散歩の到達点へ【ワクサカソウヘイ】
#7 一万円を握りしめて散歩チャップリンは、こう言った。「人生に必要なのは、勇気と想像力。それと、ほんの少しのお金だ」と。なるほど、至言である。「ほんの少しのお金」があるだけで、人生というのは鮮やかに彩られるものなのかもしれない。では、「ほんの少しのお金」を持って街歩きに出かけたら、どうなるのだろうか。人生と同じく、いつもの散歩道も豊かにグレードアップされるのではないか。
連載:もう、普通の散歩には飽きている
#エッセイ
金曜日深夜に散歩する。酩酊者が徘徊するウォーキング・デッドの夜へ【ワクサカソウヘイ】
#6 金曜日深夜アンデッド散歩金曜日の深夜、東京は白金台周辺の住宅街。私はある種の緊張感を携えながら、友人と共に散歩をしていた。
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#目黒・五反田・白金
#エッセイ
自分はVIPだと勘違いして散歩する。正体を隠して味わうセレブのプライベート【ワクサカソウヘイ】
#5 自分はVIPだと勘違いして散歩街の景色に問題があるのではなく、自分のマインドに問題があるのではないか。「散歩に対する飽き」、その解消を模索するうち、そのような考えに行き着いた。
連載:もう、普通の散歩には飽きている
#エッセイ
ここは外国だと錯覚して散歩する。五感を刺激し近所という異国を歩く【ワクサカソウヘイ】
#4 ここは外国だと錯覚して散歩私が暮らしている町は、当たり前だが、あまりにも「近所」である。国道、コンビニ、商店街、住宅地。そこは何度も足を運んだことのある場所であふれている。心の中のパスポートは生活圏スタンプが押されすぎてインクで真っ黒だ。つまらない、近所というのは、実につまらない。
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#エッセイ
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