オーストラリアパビリオン PR事務局
- クィーンズランド州の航空宇宙関連企業であるストラリス・エアクラフトが、2025年大阪・関西万博において、秋田大学および秋田県立大学との航空分野での協力に関する協定を締結しました。
- このパートナーシップは、水素電動航空機の開発と航空業界の人材育成を加速させるものです。
- クィーンズランド州政府の上級大臣が、新たに公表した「クィーンズランド州対日貿易・投資戦略2025-2028」を携え、過去最大の教育・研究・イノベーション関連の代表団を率いて、訪日しました。
2025年大阪・関西万博にて、クィーンズランド州における航空宇宙業界のイノベーターであるストラリス・エアクラフトが、秋田大学および秋田県立大学の電動化システム共同研究センターと正式な覚書(MOU)を締結し、航空業界の脱炭素分野における国際協力の画期的な一歩を刻みました。
覚書は、クィーンズランド州による最重要な国際貿易ミッションの一環として、クィーンズランド州ファイナンス・貿易・雇用・訓練大臣であるロズ・ベイツ議員の立ち会いのもと、締結されました。
「ストラリスは、クィーンズランド州の企業が航空業界の脱炭素化技術において世界をリードできることを示す素晴らしい例です。州政府は、彼らの事業拡大、輸出、そして雇用創出を支援していきます。」とベイツ大臣は語りました。
「これは単なる覚書ではありません。クィーンズランドと日本の間のクリーンテクノロジー、イノベーション、そして人材育成のための滑走路なのです。」
この協定に基づき、ストラリスは、電動化システム共同研究センターが運営する秋田県の画期的な試験場において、水素電動推進装置の試験を行います。この試験場は、この種のものとしては日本で最も先進的な試験場の一つです。
さらにこの協定は、産学パートナーシップを支えとして、将来の航空エンジニアや技術者のために新たなトレーニングとスキル習得の道筋をつけることも支援します。
ストラリス社独自の水素電動システムは、従来の燃料電池製品の6分の1と軽量です。同等のバッテリー型電動航空機の10倍の航続距離を、化石燃料型航空機の半分のコストで、水素航空機を飛行させることを実現します。
覚書の締結は、クィーンズランド州がゴールドパートナーとして参画する2025年大阪・関西万博のオーストラリア館において、ベイツ大臣主催の国際教育・研究・イノベーションショーケースの一環として行われました。
「秋田が誇る世界クラスのチームおよび設備との協業を開始できることを非常に嬉しく思います。」と、ストラリス・エアクラフト社の共同創業者兼CEOであるボブ・クライナー氏は言います。
「日本は数十年にわたり、航空宇宙分野および水素技術のイノベーションにおいて世界をリードしてきました。このパートナーシップは、我々の水素航空機の技術開発を加速させ、両者におけるスキルと知見の共有を推進するでしょう。」
「さらにこの協業は、ストラリスがクィーンズランド州において最先端の研究・イノベーション関連の雇用を創出し、将来的な先進航空技術の製造・輸出に向け、労働力を養うことにも寄与します。」
「ストラリスとこの覚書を締結できたことを大変嬉しく思います。」と、秋田大学/秋田県立大学電動化システム共同研究センター長の榊純一氏は述べました。
「秋田の当センターにある試験施設を活用した、航空システムの電動化に係るこの協力は、国際的な技術協力における意義深い一歩です。人材育成および持続可能な未来の実現に貢献できることを楽しみにしています。」
日本の経済産業省(METI)は、2035年までに脱炭素型旅客機を商用化するという目標を掲げています。クィーンズランド州政府貿易投資庁(TIQ)駐日事務所の支援のもと、ストラリス・エアクラフトは、この目標の実現に取り組む日本の航空宇宙関連企業と高官級の協議を行ってきました。
TIQは、ストラリスへの支援において、また、2035年から次世代旅客機を商用化するという世界の航空業界の戦略実現に関わる日本の代表的な航空関連企業や大学の関与を促す上で、重要な役割を果たしてきました。
なお、ストラリス・エアクラフトは、実証用の水素電動航空機「ボナンザ」を2026年後半に日本で飛行させ、その技術の商業的および環境的な可能性を披露する計画です。
今回のクィーンズランド州の日本における貿易ミッションでは、国際教育、研究・イノベーション、先端製造技術におけるパートナーシップの拡大、並びに今月公表した「クィーンズランド―対日貿易・投資戦略2025-2028」の展開を重点目標としています。同戦略では、クィーンズランド州と日本の関係の中核にイノベーション主導の連携を据えており、この合意は、まさに今回の貿易ミッションに弾みをつけるものです。
企業プレスリリース詳細へ
PR TIMESトップへ
新着記事
作家と歩く、文学の聖地巡礼~織田作之助・太宰治・永井荷風などと歩く~【文学をポケットに散歩する/スケザネ】
文学作品の表現の一節に“散歩”的要素を見出せば、日々の街歩きのちょっとしたアクセントになったり、あるいは、見慣れた街の見え方が少し変わったりする。そんな表現の一節を、作家・書評家・YouTuberの渡辺祐真/スケザネが紹介していく、文学×散歩シリーズ【文学をポケットに散歩する】。今回は、織田作之助、太宰治、永井荷風、西行の作品・文章をご紹介します。これまでの本シリーズでは、キーワードを設定して、散歩に役立つ気持ちや視点を考えてきました。だが散歩とは具体的な「場所」あればこそ。そこで今回は「聖地巡礼」をテーマに、東京や上野といった実在の場所を描いた作品を味わってみたい。
「初霜」「初氷」の基準って? 冬の散歩で“初”に出合うには天気予報のここに注目!
外を歩いていると、空気の冷たさにドキッとするようになってきました。本格的に寒くなるにつれて、冬の便りが聞かれることも増えます。「初冠雪」や「初雪」、「初霜」など冬の訪れを感じられるニュースはどんな基準で発表されるのかご存じですか? 散歩中に自分で観測するために、天気予報で注目すべきポイントと合わせて解説します。
歴史を左右する“もしも”の瞬間。幕末、御三家筆頭・尾張藩はなぜ新政府軍側についたのか?
皆々は歴史の“もしも”について思案したことはあるかのう?もしも、本能寺の変が起きず信長様が生きておったら、戦国の世が早くに終わり、首都が滋賀県になっておったかもしれぬし、反対に武田信玄殿が長生きしておったら織田家の天下が少し遅れたやもしれぬ。もしも、関ヶ原の戦いで西軍が勝っておったら、毛利家が天下を取って広島幕府が出来上がったやもしれぬわな。もしも、坂本龍馬が暗殺されなかったら。もしも、平家が源頼朝様を死罪にしておったら。数多のもしもで語らいあい想像するのも歴史の楽しみ方の一つであるわな。
【東京駅手土産】シナボンから新幹線もなかまで、おすすめ人気商品4選!~黒猫スイーツ散歩手土産編まとめ~
カフェ・スイーツ・パンケーキのお店を年間約1000店ぶーらぶらしているミスター黒猫です。特にパンケーキは日本一実食していると自負している黒猫が、気になる街や好きな街を散歩している時に発見した手土産スイーツをご紹介します。今回は、東京駅で購入できる人気の手土産をまとめました。人への手土産はもちろんですが、自分へのごほうび手土産としても楽しんでくださいね。
江戸城、浮世絵、歌舞伎。裏側から支えていたのは「刷毛」だった!? 300年の歴史を刻む小伝馬町『江戸屋』へ【江戸文化を訪ねて】
大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』の人気もあり、今にわかに注目度が高まっている江戸文化。装いやカルチャーなど、江戸文化に、東京で気軽に触れられるスポットを紹介していく【江戸文化を訪ねて】シリーズ。今回は、小伝馬町で300年の歴史を刻む刷毛(はけ)・ブラシの専門店『江戸屋』を訪ねました。『江戸屋』の初代は、将軍家お抱えの刷毛職人だったのだとか。『江戸屋』で扱う「江戸刷毛」は、障子やふすまに紙を貼るほか、大奥の化粧筆や歌舞伎役者の白粉(おしろい)刷毛、そして浮世絵の版木に色をのせるのにも使われたのだそう。表舞台からは見えない刷毛の活躍を、12代目当主にお聞きしました。
おすすめするスポットやお店のメニューなど、みんなの「こりゃいいぜ!」を絶賛募集中です!!
さんたつ公式サポーター登録はこちら



