公益財団法人 横浜市芸術文化振興財団
横浜みなとみらいホール コンポーザー2025-2027 梅本佑利 音MAD~デジタル・マキシマリズムと音楽~(2025年9月11日(木)開催)
横浜みなとみらいホールでは新たにコンポーザー制度を立ち上げ、若手作曲家と2か年の事業に取り組みます。2025~2027年の期間は、2002年生まれで、国内各地やヨーロッパ圏の音楽祭等から作品委嘱を受ける注目の作曲家・梅本佑利を迎えます。
9月11日の公演では、辻 彩奈(ヴァイオリン)、山澤 慧(チェロ)、高橋優介(ピアノ)、今井慎太郎(エレクトロニクス)ら気鋭の音楽家たちが登場。新作および梅本がキュレーションした作品を披露します。
国内で初めて梅本佑利の世界を本格的に紹介する本公演。その歴史的瞬間を目撃し、デジタル時代における多様な音楽表現の一端をご体感ください。
1. 世界が将来を嘱望する作曲家・梅本佑利がホールコンポーザーに
梅本佑利 (C)2024 Sophia Hegewald
横浜みなとみらいホールでは、同時代音楽の魅力の発信と若手作曲家発掘の場の創出を目的に、新たにコンポーザー制度を開始しました。2025年度からは、2002年生まれで現在、愛知県芸術大学音楽家作曲専攻に在学する梅本佑利を迎えます。
幼少期より教会で聖歌や合唱に親しむ一方、秋葉原の電気街で“オタクカルチャー”の影響を受けながら育った梅本は、ゲーム音楽の効果音とアコースティック楽器を融合させたライブ・エレクトロニクスや、アニメキャラクターのボイスサンプリングによるフィクストメディア(Fixed Media)と楽器の生演奏を同期させる手法など、自身のアイデンティティを反映させた複層的な作風が特徴です。2024年11月には、横浜みなとみらいホールと共に作曲家・本田祐也の楽曲再演プロジェクト「埋立地での音楽 汽車道パレード ―本田祐也と梅本佑利―」に取り組み、梅本による編曲・作曲作品を若手音楽家らがみなとみらいの街をパレードで練り歩きながら演奏するスタイルで披露し、注目を集めました。
本公演では、「デジタル・マキシマリズムと音楽」をテーマに、新作委嘱作品と梅本がキュレーションした多様な音楽作品をお贈りします。デジタルメディアが持つ圧倒的な情報量やエネルギーを音楽に落とし込んだ刺激的な音楽体験となることでしょう。梅本佑利が創り出す世界観にご期待ください。
「埋立地での音楽 汽車道パレード」より (C)藤本史昭
「埋立地での音楽 汽車道パレード」より (C)藤本史昭
2. 現代音楽にも意欲的な気鋭の音楽家が集結
(左上)辻 彩奈 (C)Makoto Kamiya、(右上)山澤 慧 (C)Ayane Shindo、(左下)高橋優介 (C)AyaneShindo、(右下)今井慎太郎
本公演で梅本が手掛ける作品を演奏するのは、辻 彩奈(ヴァイオリン)、山澤 慧(チェロ)、高橋優介(ピアノ)、今井慎太郎(エレクトロニクス)の4名。
ヴァイオリンの辻とピアノの高橋は梅本と本公演で初めてタッグを組みます。現代音楽の演奏を積極的に行うチェロの山澤は、過去に梅本への委嘱も複数回行う間柄。2024年の本田祐也の楽曲再演プロジェクトにも登場しました。このクラシック音楽にも造詣の深い3名の音楽家に、自身でもプログラミングを用いたコンピュータ音楽の制作を行うエレクトロニクスの今井が加わります。
本公演では、ヴァイオリン/チェロ、およびヴァイオリン/ピアノとエレクトロニクスによる梅本の新作初演、そして梅本の代表作《スーパーバッハボーイ》をはじめとする既存の作品のほか、山根明季子らの多様な音楽作品をキュレーションし披露します。
各々が作曲や現代作品の演奏にも積極的に取り組む4名によるこの日限りのパフォーマンスをお楽しみください。
■公演概要
名 称 横浜みなとみらいホール コンポーザー2025-2027
梅本佑利 音MAD~デジタル・マキシマリズムと音楽~
会 場 横浜みなとみらいホール 小ホール
日 時 2025年9月11日(木) 19:00開演(18:30開場)
出演者 辻 彩奈(ヴァイオリン)、山澤 慧(チェロ)、高橋優介(ピアノ)、今井慎太郎(エレクトロニクス)
曲 目 梅本佑利:look at me, senpai (2024) for violin, cello and fixed media
梅本佑利:萌え²少女 (2022) for cello and fixed media
梅本佑利:スーパーバッハボーイ (2020) for cello
梅本佑利:Heidenroslein (2025) for piano and fixed media(日本初演、ピアノ版:世界初演)
梅本佑利:New Piece (2025) for piano and fixed media(本公演委嘱作品 世界初演)
梅本佑利:New Piece (2025) for violin, cello and fixed media(本公演委嘱作品 世界初演)
ベン・ノブトウ:LUCID for piano and electronics (2020)
ヤズ・ランカスター:Monroe Park (2021)
エマ・オハロラン:To turn in Circles (2021)
マティアス・クラネビッター:pitch study no. 1 - contra violin (2016)
for violin, 2-channel-playback
山根明季子:状態 No. 2
料 金 全席指定 一般 3,000円、65歳以上の方・大学生・障がい者手帳をお持ちの方:2,500円、高校生以下 2,000円
申 込 横浜みなとみらいホールチケットセンター
☎045(682)2000(電話10:00-17:00/窓口11:00-19:00 ※休館日・保守点検日除く)
主催=横浜みなとみらいホール(公益財団法人 横浜市芸術文化振興財団)
助成=公益財団法人かけはし芸術文化振興財団、
文化庁文化芸術振興費補助金(劇場・音楽堂等機能強化推進事業[地域の中核劇場・音楽堂等活性化])|独立行政法人日本芸術文化振興会
公演サイト:https://yokohama-minatomiraihall.jp/concert/archive/recommend/2025/09/3977.html
横浜みなとみらいホール(公益財団法人横浜市芸術文化振興財団)
〒220-0012 横浜市西区みなとみらい2-3-6
☎代表:045(682)2020(9:00-18:00) pr_mmh@yaf.or.jp
https://yokohama-minatomiraihall.jp
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