武蔵野美術大学
武蔵野美術大学(所在地:東京都小平市、学長:樺山祐和)が運営するソーシャルクリエイティブ研究所(以下「RCSC」)と株式会社日本総合研究所(所在地:東京都品川区、代表取締役社長:谷崎勝教、以下「日本総研」)は、共同研究と実践の成果を発表する祭典「ICHIGAYA INNOVATION DAYS」(以下「本イベント」)を2024年11月15日(金)、16日(土)に武蔵野美術大学市ヶ谷キャンパスで開催します。
本イベントは、デザインの力を使った美大ならではの課題解決の方法を探究する武蔵野美術大学の取り組みや、シンクタンクとして社会課題の解決を実践してきた日本総研のプロジェクト活動を紹介するとともに、両者が2022年から行っている共同研究と実践の成果を発表するものです。初開催となる今回は、「共につくる社会を考える2日間」と題して、デザイン、人、組織の視点から社会価値共創に向けたさまざまな研究・実践について、トークセッションや展示、ワークショップを通じて紹介します。
概要
■日程:
2024年11月15日(金)10:00-20:00 (終了後に懇親会を実施予定です)
2024年11月16日(土)10:00-19:30
■会場:武蔵野美術大学 市ヶ谷キャンパス(東京都新宿区市谷田町1-4)
■Webサイト:https://rcsc.musabi.ac.jp/2024/10/16/10161045/
■参加費:無料(懇親会は別途会費をいただきます)
■参加方法:どなたでも参加可能です。スムーズな入館のため、下記Peatixより事前申込をお願いいたします。なお、トークセッションの席数には限りがありますので、事前申込をもって席が確約されるわけではない点にご注意願います。別フロアにて同時配信を予定しています。
URL:https://iid24.peatix.com
お申込みはこちらから
■主催:武蔵野美術大学ソーシャルクリエイティブ研究所
■共催:株式会社日本総合研究所
本イベントの内容
デザインの力を使ってさまざまな課題の解決を行う方法の探究を続けてきた武蔵野美術大学と、シンクタンクとして社会課題の解決の実践に取り組んできた日本総研が共創し、2022年に共同研究拠点「自律協生スタジオ」を武蔵野美術大学市ヶ谷キャンパスに開設しました。本イベントでは、武蔵野美術大学と日本総研それぞれの社会価値共創への取り組みに加えて、「自律協生社会の実現」を目指す両者の共同研究・実践に基づいた成果報告も行います。
1.研究成果を発表する展覧会(2F)
RCSCの所属研究員が各企業や自治体等と共同で研究を行っている、ディスレクシアを取り巻く環境や創造性教育、自然共生型デザイン、サーキュラーエコノミーの推進、行政の進化の可能性など、各プロジェクトの研究成果展示、及び、自律協生スタジオにおける自律協生の地域づくりをテーマとした共同研究の成果としてポリフォニックな地域デザインの方法論を展覧会形式で発表します。
2.有識者やパートナーを交えた10本のトークセッション(5F)
「共につくる社会」をテーマに、有識者や研究パートナーをゲストに迎え、2日間で10本のトークセッションを行います。
- 11月15日(金)
●オープニング:市ヶ谷キャンパスの取組紹介
●Convivi Lab:つくること、共につくること
「コ・デザイン」の理論と実践、共創の鍵人材となる「ジェネレーター」をテーマにした外部有識者による講演とパネルディスカッション。
●Convivi Alliance:自律協生の官民連携
北海道東川町および弟子屈町、長野県野沢温泉村、福井県敦賀市、熊本県天草市の事例紹介と自治体の新たなネットワークに関する構想の発表。
●Convivial Design Forum:ポリフォニックな社会のデザイン
自律協生スタジオにおける共同研究の成果報告。「Web3が拓く障害福祉の新たな可能性」と「自律協生の地域づくり」の2つのテーマについて発表。
- 11月16日(土)
●多元世界共存のためにデザインができること~ディスレクシアの学びの環境デザインプロジェクト~
●自然共生のためのデザイン
●創造性教育の最前線
●サーキュラーデザイン~リペア社会をデザインする~
●政策のデザイン:行政はどこまでデザインできるか?
●クロージングトーク:ProgressiveなInnovationのために
トークセッションの詳細は以下をご覧ください。
URL:https://rcsc.musabi.ac.jp/2024/10/16/10161045/
詳細を見る
2022-2023年度に実施した武蔵野美術大学×日本総研共同研究に関わるイベントの様子
3.日本総研の研究と実践の紹介(6F)
日本総研のインキュベーション活動の本質が「認知変容(Cognitive Transformation)を通じた社会変革への挑戦」にあるという考えの下、研究・実践活動の紹介を通じて人々の認知変容を促すことを目指します。具体的には、以下の注力プログラムの展示と、外部有識者を交えたワークショップを行います。
単純な一方通行の展示、ワークショップではなく、来場者との対話の場とすることで、課題認識やアイデアを膨らませることを企図しています。
- 展示予定のプログラム概要
●グリーン・マーケティング・ラボ (ソリューション展示)
楽しく環境行動に取り組める購買機会を生み出すコンテンツと当社活動のご紹介
●しくみ~な (ソリューション展示)
全ての子どもに良質な体験価値を得る機会を提供する体験型教育コンテンツと当社活動のご紹介
●スマート農業 (ソリューション展示)
農業者に寄り添うスマート農業を実現する多機能型農業ロボット“DONKEY”(実機展示(展示協力:株式会社DONKEY))と当社活動のご紹介
●B Corp (ワークショップ ※11月15日(金)のみ)
認証を契機とするサステナビリティに配慮する新たな企業行動の実現にむけた当社活動のご紹介
●ニューロダイバシティ (ワークショップ ※11月16日(土)のみ)
WEB3.0技術を生かして発達障害のある方の活躍機会を拡大する当社独自活動のご紹介
●スマートユース (ワークショップ ※11月16日(土)のみ)
自動車用中古蓄電池の有効利用によるサーキュラーエコノミー市場の創出に向けた活動のご紹介
●カーボン・サイクル・イノベーション (ワークショップ ※11月16日(土)のみ)
大学発の新技術によって革新的カーボンサイクルを目指す当社活動のご紹介(地域モデルの展示)
●流域DX (ワークショップ ※11月16日(土)のみ)
流域全体の統合管理による高度な治水・利水の実現を目指す当社主宰の研究会活動のご紹介
●Narrative Speaking (ワークショップ ※11月16日(土)のみ)
ヒトの意向や悩みを傾聴する対話AIサービスのデモ展示及び関連する当社独自活動のご紹介
日本総研の研究と実践のご紹介内容に関する詳細は以下をご覧ください。
URL:https://www.jri.co.jp/column/opinion/detail/15313/
4.懇親会(1F)
11月15日のトークセッション終了後には、MUJIcom武蔵野美術大学市ヶ谷キャンパスのcafeコーナーで、どなたでもご参加いただける懇親会を開催します。トークセッションの登壇者、企業、自治体、官庁、武蔵野美術大学や日本総研の関係者と交流いただけます。
会費:一般の方/2,000円、学生の方/1,000円
- 武蔵野美術大学市ヶ谷キャンパスについて
市ヶ谷キャンパスは2019年4月に開設され、従来の「美術大学」という言葉にまつわる固定的イメージを打ち破り、新たなかたちで実践的に示す場所とし、建物全体を実験的共創スペースと位置付けています。造形構想学部クリエイティブイノベーション学科、大学院クリエイティブリーダーシップコースのキャンパスとしての利用の他、造形から育まれる「創造的思考力」を実社会の課題解決に応用した新しい価値づくりを目的とした良品計画との共創スペース「MUJIcom 武蔵野美術大学市ヶ谷キャンパス」、社会問題の解決や新たな人類価値の創出を目的としたソーシャルクリエイティブ研究所(RCSC)を設置するなど「教育」、「研究」、「コミュニティ」の3つの機能を兼ね備えた価値構築を行っています。
- ソーシャルクリエイティブ研究所(RCSC)について
激しい環境の変化や未来が予測しづらい現代が抱える課題を、研究所が企業、地域、行政、教育の壁を超え、領域横断的に取り組み、ビジョンとプロトタイプを研究提案することで、社会問題の解決や新たな人類価値を創出すること目的として設立した研究機関です。
- 自律協生スタジオ(Convivial Design Studio:通称「コンヴィヴィ」)について
2022年11月に市ヶ谷キャンパスに開設したRCSCと日本総研による共同研究拠点です。産学協働の場として、「自律協生社会の実現」をテーマに共同研究を行っています。自律協生社会とは、日本総研がありたい未来のビジョンとして掲げる社会像で、自律的・主体的な「個」が、人や自然やテクノロジーと力を合わせることで生まれる、生き生きとした喜びに満ちた社会のことです。自律協生社会の実現には、官と民、発注者と受注者、生産者と消費者、都市と地方といった二項対立を超えた、新しい価値共創の仕組みのデザインが必要であるという考えの下、美術大学とシンクタンクのリソースを持ち寄ることで、単なる研究を超えた実践・創造活動を行い、自律協生社会実現のためのデザインを探求しています。
本件に関するお問い合わせ先
- 武蔵野美術大学 市ヶ谷キャンパス事務室
[email protected]
- 株式会社日本総合研究所 広報部 金井
電話:080-3437-9449
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