大特集「築地・月島・豊洲」
“東京の台所”は今どうなっているのか
2018年10月、築地の場内市場は83年の歴史を終え、豊洲へと移転した。それから5年。コロナ禍を経た築地を歩いてみれば、あふれんばかりの人でにぎわっていた。移転とほぼ同時期に『築地魚河岸』という施設もでき、“東京の台所”としての役割は変わらぬままだ。
一方の豊洲と言えば、こちらも当然東京の食卓を支える場として機能し、7月には三陸・常磐の鮮魚を販売する『三陸常磐 夢市楽座』がオープン。2024年の2月にも新しい商業施設ができる予定で、さらに活気づくことだろう。
築地と豊洲の間に位置する月島は、古い建物をリノベーションした個人店が路地にひしめき合う。まるで、歴史を紡いできた築地と最新の豊洲のかけ橋のようになっているのだ。
どこから歩くかは、もちろん自由。三者三様の街から力をもらいに行こう。
コンテンツ
築地・新富町さんぽ
思わず誰かにあげたくなる場外市場みやげ
ここで旨い魚を食べたい!
築地本願寺は学びの宝庫なのだ
月島・佃島さんぽ
月島の長屋は永久に不滅です!
情趣を味わう、水門ウオッチング
街歩きのおともにしたい、本格アイスコーヒー
船でたどる島の歴史
朝ごはんは、テイクアウトが楽しい!
知られざる「つまもの」の世界
“東京の台所”を支える町中華
豊洲に「イチムラ」が多いワケ
パワフルタウン・豊洲を支える本屋さん
築地・月島・豊洲MAP
特集 厚木・海老名
時の融合が紡ぐ、ありのままの風景
神奈川県央に位置する厚木市と海老名市は、どちらもファミリー層に人気のエリアだ。駅周辺にはショッピングセンターが並び、自然豊かで、都心までのアクセスもいい。事実、本厚木は「借りて住みたい街ランキング」で 4 年連続 1 位。海老名も年々、世帯数が増え続けている。人気爆発中なのだ。
そんな街なのに、なんとも飾らない素顔が魅力的だ。
厚木は本厚木駅周辺の賑やかさのなかに点々と、ノスタルジックな光景が残る。一方の海老名も、海老名駅周辺は開発真っ只中だが、少し歩けば神社仏閣に古墳など太古の風景が広がる。
自然体な街の姿に心ときめかせ、ときに時空を飛び越えながら突き進めば、とっておきの店があなたを迎えてくれる。
きっと誰もが好きになる街・厚木と海老名。未知の彼方へさあ行くぞ!
コンテンツ
今昔が交差する厚木のオンリーワンに出合う
厚木の厚切りグルメ!
厚木はやっぱりアメリカなのか?
“美食時々歴史”な海老名をゆく
海老名の海老グルメ!
今こそ、工場見学。
生活とともにある新刊書店
厚木で“いきものさがし”してみたら……
海老名で見つけた最推しミュージシャン
特別企画① 帝都復興100年を見つめる
街の美に込められた祈りのあとさき
大正12年(1923)に起こった関東大震災から、今年9月1日で100年を迎える。10万人以上もの犠牲者を出した未曽有の大災害のあとに始まった「帝都復興」の足跡は、現代の東京でもまだたどることができる。当時のまま残されたものは数少ないけれど、修繕を経て今も大切にされている場所からは、そのころ込められた祈りの形が垣間見えるはずだ。過去と現在を往来するように、かつての人々が見た光景を想像しながら街を歩こう。これからの東京の100年にも、その祈りが継承されることを願って。
特別企画② 空想地図を歩く
地図から見える街の成り立ち
空想地図の制作を趣味にする人がじわじわ増えている。空想というと、自由で幻想的な創作のように聞こえるかもしれない。しかし、現実の地形や歴史、都市計画など、さまざまな知識をサンプルにして描かれる彼らの作品は徹底的にリアル。実在の街と言われても違和感がないほどだ。では、その地図を『散歩の達人』が読み解くと何が見えてくるのだろうか?
連載
フリーでファンタスティックなファンキー!公園 大田区・西六郷公園
味は忘れました。 吉田靖直 トリプルファイヤー NHKからやってきた男
全力編集長 青春18きっぷで海をハシゴ旅
ほじくりストリートビュー 能町みね子 特別編 トラムが地下にもぐる古川電停付近
転んでも、笑いたい 尾崎ムギ子 恋愛症候群
さんぽの壺 オギリマサホ アーケード商店街の看板、そのかわいらしさを残したい
トーキョーアジアめし 室橋裕和 インドネシア×八王子
ツウ旅 多古町編[千葉県]
COLLECTOR’S COLLECTION お友達コレクション「引込計器キャビネット」
絶頂チェーン店 六道輪廻 村瀬秀信 すしざんまい有楽町で逢いま賞
失われた東京を求めて 樋口毅宏 夏だ、ダサいTシャツを着よう
情報
散達ネタ帖 豊洲市場に『三陸常磐 夢市楽座』がオープン
築地・月島・豊洲についてさんサポに聞いてみた
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