京葉線と東京メトロ日比谷線が乗り入れる八丁堀駅。東京駅まで直通ひと駅ということや、夢の国までも一直線なので、近隣に住まう人達というよりは、ビジネスマンや観光客の利用率も高い駅。
その八丁堀駅のB4口。他の出口は、茅場町や築地へと続く新大橋通りに近接しているのですが、B4口だけはその反対側、鉄砲洲通りかつ亀島橋のたもとに繋がっています。
駅構内を歩いていて、やや不安になってきたらほぼほぼ正解です。
交通量の多い鍛冶橋通りをてくてく直進。しばらくして右折。マンションや深い緑に囲まれた於岩稲荷田宮神社を通り過ぎてすぐ、味のある文字で描かれた「ミアヴァート珈琲」の看板が。
優しい色、カッコいい色。様々な表情の木目が空間を彩る店内。黄昏時、西日に染められていく過程をこの身で感じながら着席。
今回はカプチーノと本日のデザート・パンプキンブレッドをオーダー。
たっぷりと注がれたカプチーノには、ニャンともチャーミングな「猫」。実は以前ネットで拝見してからひとめ惚れしてしまい、念願のオーダー。(快くお請けしてくださりありがとうございました。)
均一の取れた後ろ姿から漂う美猫のオーラ。お耳と尻尾が茶色というのがまたお洒落。
深みのあるエスプレッソがストンと体に落ちてきますが、そこを柔らかく包み込んでくれるほわほわのミルク。可愛いだけでは終わらない、本格的な味わいです。
ワンハンドでぱくっといただけるパンプキンブレッドは、しっとりとした食感とかぼちゃのアットホームな甘味が美味しいおやつ。
オーナーさんのご実家である岩手県の「小野寺農園」で収穫されたという拘りのかぼちゃを使用。
大人から子供まで楽しめる、秋の逸品です。
「ほとんどの方がこの辺の方ですね。あとはたまに、新川の方から散歩の途中にいらっしゃることもありますよ。」
とマスター。
お散歩の途中…まさに、さんたつ向けのカフェなのでは?
誰かが「ただいま」と告げる場所は、誰かにとって「ちょっと秘密にしたい場所」。
私にとっては、どちらの場所になるのだろう。
とりあえずは、お気に入りということで。また通いながら、形作っていこうかと思います。
そういえば、ミアヴァート珈琲さんのインスタグラムやお店のモチーフには、あちこちに猫が描かれていたような…