首都高速都心環状線にかかる「松幡橋(まつはたばし)」。かつては楓川という川がながれていましたが、埋め立てられて立派な道路に。
その楓川で遮られていた八丁堀と京橋を結ぶ橋が松幡橋でした。
京橋方面から八丁堀へてくてく歩いていると、どこか違和感。来た道を戻って、もう一度てくてく。
今度は見逃さなかったその違和感。
「おじさんが、笑ってる…!」
ふくよかなお顔に剃り上げた頭、絶妙なネジの配置はパンクでファンキーとも言えなくもなく。
ハードな印象を打ち消すかのような、つぶらなおめめと中途半端に開いた口元。笑っているように見えませんか?
フランケンシュタイン?
プロレスラー?
お笑い芸人?
すっぴんのダース・モー●?(スターウォーズより)
うーん。と、おじさんとは対照的に眉根を寄せる私。
奥へと視線を向けると、もうひとりいらっしゃるではありませんか!
こちらは耳もなく、雨風にさらされて錆が流れおひげが伸びているようです。このちょろりとした顎髭は、サンタさんにあらず。
半世紀ほど若返った翁の面?
反対側はどんな顔かな~と思い道を横切ってみたのですが、残念ながら見つからず。
京橋方面から向かって右側だけにめり込んでいるおじさん達のようです。
おもむろに開いた口からは、どんな言葉が発せられているのでしょうか。知りたいような、知りたくないような…。