アド・グリーン(達人)の記事一覧

アド・グリーン
達人
アド・グリーン
編集プロダクション
1982年創業の編集プロダクション。旅行関係の雑誌・書籍、インタビューやルポルタージュを得意とし、会社案内や社内報の経験も多数。企画立案から、取材・執筆、デザイン、撮影までをワンストップで行えるのがウリ。
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【京都散歩コース】大覚寺・常寂光寺がある嵯峨野へ~今も面影が残る、嵯峨天皇が愛したのどかな山間風景を満喫
東は小倉山、南は愛宕山、北は桂川に囲まれ、平安時代は貴族がこぞって別荘を建てたという歴史ある景勝地。のどかな田園風景のあちこちに茅葺(かやぶ)き屋根の古民家があり、多くの古刹が点在するのどかな散歩コースだ。「嵯峨」という名称は、この地をこよなく愛した嵯峨天皇に由来するといわれており、天皇が建てた離宮を寺としたのが大覚寺(だいかくじ)。境内の大沢池に船を浮かべ、水面に映る月を眺める風流な行事「観月祭」が今も伝わる。あだし野念仏寺からはちょっとした山道に。この先にある愛宕神社を詣でるための参道で、路傍の小さな地蔵やたむけられた花に心が安らぐ。近辺は山間の古民家が多く残り、重要伝統的建造物群保存地区になっている。
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【京都散歩コース】相国寺・下鴨神社で歴史にふれるひととき~京都五山第二位の古刹と神代の時代に創建された古社へ
京都五山第二位の相国寺(しょうこくじ)と、世界文化遺産登録の下鴨神社(賀茂御祖<かもみおや>神社)を中心にめぐる。相国寺は臨済宗相国寺派大本山。現存する最古で最大級の法堂建築の法堂は豊臣秀頼の寄進。春秋には鳴き龍としても知られる『蟠龍図(ばんりゅうず)』も見られる。ほかにも、応仁の乱勃発のきっかけとなった戦が行われた上御霊(かみごりょう)神社や後水尾(ごみずのお)法皇が命名したという閑臥庵(かんがあん)といった寺社をはじめ、明治時代のレンガ建物群がある同志社大学今出川キャンパスなどで、古今の歴史にふれるのもおもしろい。京都屈指の古社である下鴨神社。境内には国宝の本殿2棟や53棟の国の重要文化財の社殿が並ぶ。
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【京都散歩コース】仁和寺・龍安寺・金閣寺、3つの世界遺産をめぐる~衣笠山麓の緑豊かな贅沢な散歩道
世界遺産である3つの名刹をつないでいるのが「きぬかけの路(みち)」だ。仁和寺(にんなじ)からスタートして龍安寺(りょうあんじ)に向かう途中は竹林や神社など緑の多いゾーン。大きく右にカーブする道は、歩くにつれて変化する風景が楽しめる。龍安寺をお参りした後はいったんきぬかけの路をはずれ、龍安寺の参道を抜けていこう。距離は短いものの、緑が濃く美しい。立命館大学をかすめつつ、『堂本印象美術館』から再度きぬかけの路へ。衣笠山を見ながら金閣寺(鹿苑寺<ろくおんじ>)まで一直線。徐々に店が増え、にぎやかさが増してくる。格式の高い仁和寺、深い禅の思想を感じさせる龍安寺、締めくくりは黄金に輝く金閣寺。3つの世界遺産めぐりが楽しめる贅沢な散歩道だ。
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【京都散歩コース】妙心寺・太秦、2つの顔をもつ町へ~46の塔頭が囲む禅寺と映画文化を楽しむ
妙心寺の門をくぐると、瓦屋根や松の木、石畳といった時代劇のシーンのような風景が広がる。東西約500m、南北約600mという広大な敷地に、臨済宗妙心寺派の本山・妙心寺を中心に46の塔頭寺院が立ち並び、「日本最大の禅寺」と称されている。実際に時代劇の撮影に使われることも多く、タイムスリップ感が楽しめる。妙心寺南側に位置する太秦(うずまさ)は映画の町。現在はなくなってしまったが、日活、大映、松竹など多くの撮影所があり、映画の黄金時代を築いた。町のあちこちに映画に関する逸話や碑が残っており、かつて「日本のハリウッド」といわれた足跡を辿るのもいい。東映の撮影所は現在も太秦にあり、一部は太秦映画村として公開されている。
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【京都散歩コース】御利益満載の北野天満宮・西陣へ~学問の神様や災いを回避する神社などをめぐる
北野天満宮は、学問の神様を祀り、豊臣秀吉が大茶会を催したところ。周囲には桜の名所である護王神社や京都最古の木造建築の本堂がある千本釈迦堂、心と体の痛みを抜いてくれるという釘抜地蔵、閻魔様を祀る千本ゑんま堂など、さまざまな寺社が点在している。西陣は応仁元年(1467)に勃発した応仁の乱で、西軍が陣を置いたことから名が付いた。織物産業の中心として栄え、今でも歴史と伝統を受け継ぐ西陣織に親しめる施設が数多くある。最後に陰陽師(おんみょうじ)・安倍清明(あべのせいめい)を祀る晴明神社をめぐれば、さまざまな御利益が得られるだろう。
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戦後すぐ開業の老舗、上野御徒町『珈琲処ボナール』で香り高いコーヒーをワインのように楽しむ
老舗コーヒー店『珈琲処ボナール』が2024年5月から全面禁煙に。これまで2階を喫煙スペースとしていたが、よりコーヒーの香りと味を楽しんでほしいとの思いから禁煙に舵をきった。香り高くまろやかな昔ながらのコーヒーを堪能できる。
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【京都散歩コース】二条城・京都御所~幕末の歴史舞台になった城郭と御所をめぐる
幕末の動乱期の中心地だった二条城と京都御所など、幕末史に思いを馳せることができるコース。ユネスコ世界遺産にも登録されている二条城は、徳川家康が京都御所の守護と将軍上洛時の宿所として築城。徳川家康と豊臣秀頼の会見から15代将軍徳川慶喜の大政奉還まで、徳川将軍家の栄枯盛衰を見守ってきた。明治時代になり、東京に遷都されるまでの約350年間は天皇の住居だった『京都御所』。周辺は宮家や公家の屋敷街だったが、京都御苑として整備され『京都迎賓館』も建てられた。周囲には、平安京遷都に貢献した和気清麻呂を祀る護王(ごおう)神社や、紫式部が「源氏物語」を執筆したと伝わる旧宅跡に立つ廬山寺などもある。【『散歩の達人 歩きニストのための京都散歩地図』より】
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【鎌倉散歩コース】鎌倉駅東口から鎌倉のシンボル・鶴岡八幡宮と小町通りをそぞろ歩きを楽しもう!
鎌倉駅東口の駅舎は、三角屋根と大きなガラス窓、そして屋根の上の時計塔が印象的。瀟洒(しょうしゃ)な駅舎を見ただけで、「観光地に来た!」という実感を抱く。若宮大路の段葛は2014年から2年間にわたって大規模工事が行われ、桜も伐採されたが、新たに植樹された桜も育ち、春には花のトンネルで迎えてくれる。三の鳥居の先には太鼓橋が架かり、その向こうに鶴岡八幡宮の舞殿と本宮が立つ。大臣山を背にした景観は、鎌倉のシンボルにふさわしい風格がある。このエリアは鎌倉の中心部であるだけにミュージアムも多く、的を絞って見学しないと時間が足りない。帰り道となる小町通りの買い物や食べ歩きも楽しみだ。【『散歩の達人 歩きニストのための鎌倉散歩地図』より】
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【京都散歩コース】錦市場・先斗町~京都の中心地で食べ歩きやミュージアムめぐりを楽しむ
烏丸(からすま)通の東側、御池(おいけ)通・四条通・五条通をめぐる。いけばな発祥の地である六角堂や織田信長が襲撃された本能寺、がん封じに御利益があるという蛸薬師堂など、個性的な寺社がそろっている。「京の台所」として多くの人でにぎわう錦市場や、新京極商店街でちょっと寄り道しながら食べ歩きも楽しみたい。幕末以降に花街として発展した先斗町(ぽんとちょう)は町並みも絵になるが、お酒が楽しめる店舗が多いので、時間があれば、夜に改めて訪れたいところだ。『京都国際マンガミュージアム』や『京都文化博物館』、『サムライ忍者体験ミュージアム』など、ユニークなミュージアムも点在。ゆっくり時間をとってめぐりたい。
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【鎌倉散歩コース】鎌倉駅西口から御成通り・長谷・極楽寺をめぐる~大仏様と観音様に出合い、昭和レトロを味わおう
鎌倉駅西口から御成(おなり)通り、由比ケ浜大通りを歩き、高徳院(鎌倉大仏)、長谷寺、極楽寺といった寺院を巡るコース。由比ケ浜大通りは歴史ある通りだけに、『寸松堂』や『柴﨑牛乳店』など昭和レトロな建物が点在し、見ているだけでも楽しい。長谷エリアに入れば、鎌倉のシンボルともいえる「鎌倉の大仏」がある高徳院や、十一面観世音菩薩像を祀った長谷寺など、鎌倉を代表する仏像に触れることができる。長谷寺は桜やアジサイも美しく、近くに四季の花が咲く光則寺もあるので、花好きにも人気があるエリアだ。恋愛成就の御利益があるという成就院、慈善救済の役割を果たした極楽寺なども見逃せない。【『散歩の達人 歩きニストのための鎌倉散歩地図』より】
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