東京メトロ有楽町線・都営大江戸線「月島」駅7番出口をでてすぐ、目の前にまっすぐ伸びる西仲通り商店街。通称「もんじゃストリート」
紺色の暖簾には白抜きの文字で壱から四の文字が描かれ、壱番街から四番街まで区切られているのも特徴的。

かつては石川鉄工所(現在のIHI)などで働く人達や家族で賑わい、様々な小売店がひしめき合っている商店街でしたが、時代と共に衰退。
次第に小売店はより経済的なもんじゃ焼き屋さんへと業種転換し、今にい至るということです。

碁盤の目のような街の造り。
右を向けば、軒先の緑や洗濯物が風にはためく路地。
左を向けば、昨今完成したばかりであろう小奇麗なビル。
名残はのこしつつも、通りの真ん中で街の歴史が分断されているような不思議な街並みは、良くも悪くも月島の特徴でしょうか。

人と人がすれ違う時も、どちらかが体をひねるような細い道。そこから漂う、魅力的でもちょっと私には馴染みにくい生活の息遣い。そして、ソースやキャベツが鉄板の上で踊る香り。

再開発の足音から遠ざかるよう、冒険心をくすぐられる緑の中に身を投じればお目当ての「ニコニコ㐂久乃家」さんへと到着。

創業から今日まで月島でお店を営み、月島生まれ月島育ちという生粋の下町っこのご主人が作ってくださるのは「アイス最中」
注文を受けてからアイスをサンドしてくださり、この日は自家製小豆アイスをチョイス。

パリパリっという乾いた音と共に訪れる、優しく染み込んでいく小豆アイスの甘みと、路地散策の終わり。
大股、大口で清澄通りに出れば、いつもの日常に。

月島の路地は、誰かの日常であって誰かの非日常なのではないでしょうか。
どんな街になるのだろうという期待と一握の寂しさと共に、晴海通りへと向かいました。