例え、事前に何を食べるか決めていたとしても、並んでいる最中は、店頭の看板や、メニュー表をチェックしておきたい。

そもそも、「スーラータンメンが美味い」と、先輩に連れて来てもらったのがはじまりだった。
当時は、「牛焼肉定食(大盛り)」を余裕で完食していた。
我ながら、私も若い頃は相当な食いしん坊だった。
【中華料理 大味】では、麺類やご飯は+150円、チャーハン類は+180円で大盛りにできる。

しかし、よっぽどの食いしん坊でない限り、【中華料理 大味】で大盛りにする必要はない。
相当な食いしん坊でない限り、通常サイズであっても十分すぎるボリュームだ。
なにしろ【中華料理 大味】のメニューは、「お腹いっぱい食べてもらいたい」というサービス精神で作られているからだ。

今日のランチは、人気No.1の「エビチャーハン 830円」。
タバコを吸わない私は、大きさの基準となるアイテムを持ち合わせていない。
それは今後の改善点にするとして、今はこの大きさをどう伝えればよいかが問題だ。
茶色っぽい半球体、大人の片手に収まるには少し大きいサイズ。
なんだろう。
“バスケットボールの上部1/3をスパッと切った程度の大きさ”
私が搾り出した中では、最も伝わり表現だと思うがいかがだろうか?
このボリュームで通常サイズ。
+180円で大盛りにすると、重量約1.2kgの「エビチャーハン」が登場する。
もはやランチではなく、大食いのチャレンジメニュー級のデカ盛りだ。
そして、チャーハンの上にお行儀よく並んだ10匹のエビが、すぐにでも食べてしまいたくなるほどに可愛らしい。

具材は海老、ネギ、卵だけ。
味付けも塩、醤油、コショウなど、いたってシンプルだ。
お米1粒1粒が油と醤油でコーティングされているが、チャーハンそのものはパラパラ系ではなくしっとり系。
香ばしい醤油の香りが食欲を駆り立てる。
“外はカリッ”、“身はプリプリ”のエビにも注目したい。
絶妙な火の入り加減や塩味は、「これぞプロ!」だと唸らされる。
【中華料理 大味】の「エビチャーハン」は、複数人でシェアする人もいるボリュームだ。
食いしん坊なあなたも、きっと満足させてくれるはずだ。

どのお店でも、「チャーハン」のお供に「スープ」が付くのはお馴染みだ。
【中華料理 大味】のスープは、“チャーハン専用”
ラーメンのスープを、スープとしてつけるお店とはわけが違う。
しかも、やっぱり器がデカい。
たっぷりのワカメとネギが入ったスープに、ゴマがふられている。
ショウガが効いていることで、チャーハンで満たされた口の中を、さっぱりと洗い流してくれる。
しかし、それだけではない。
次に口へと入れるチャーハンまでの導線が、綿密に計算しつくされているかの如く、抜群の相性を誇る。
まるで長年連れ添った夫婦のようだ。
阿吽の呼吸で【中華料理 大味】の切り盛りするご夫婦と、このチャーハン&スープには、個人的に「ベストカップル賞」を送りたい。

昨今の材料費高騰により、楽しみにしていた名物「焼売」の販売が終了していた。
仕方がないこととはいえ、残念なニュースだ。
ここの「焼売」もまたデカかった。
通常の焼売の5個分ほどあるサイズで、大人の女性の拳ほどの大きさだった。

【中華料理 大味】は、人気力士の逸ノ城関が愛するお店として、度々、メディアにも登場している。
ちなみに、逸ノ城関は、「エビチャーハン(大盛り)」と「スーラータンメン(大盛り)」、さらに「焼売」をペロッと平らげて帰っていくそうだ。
なんという食いしん坊っぷりだろう。
通常サイズの「エビチャーハン」で大満足の私には、想像もできない量だ。
読者の中に自信のある食いしん坊がいたら、是非チャレンジしていただきたい。