青梅線の沢井駅て降りて坂を下ると、日本酒澤乃井の小澤酒造さんのお酒と食事が屋外で楽しめる澤乃井園があります。
風光明媚な周辺の風景と多摩川の川の音を聞きながら飲むお酒は美味しく、好きな場所の一つです。
よく登山装備のグループが日本酒を囲んでワイワイ飲んでいたのを見かけたので、同じことをやってみたかったのです。
とはいえ、先ほどビールを飲んだら悪寒が走ったから日本酒は慎重に一番小さい量のを。って大吟醸しかない。グイっと飲む感じじゃないけど、このくらいにしておこう。
おつまみは枝豆ともつ煮を選びました。
こちらのおつまみはボリュームが多く、以前冷奴頼んだらかなりの密度の高い豆腐が来たので(そしておいしかった)、慎重に選んだつもりでした。
しかし出てきたのはパックにパンパンに詰まった枝豆と、ずっしり重量感のあるもつ煮。
そばを食べずに来ればよかった思いながら飲み始めました。
ここで飲んだ日本酒はまるで、疲れた身体に染み込んでいくような感覚をおぼえました。
何となく疲れが癒やされていくような、心地よい酔いがふんわりと後からきます。
五臓六腑にしみわたるとはこんな感覚なのかと実感した瞬間でした。
警戒していたビールを飲んだ後の悪寒が来ませんでした。あれはもしかして身体がビールを拒否したからかもしれません。
日本酒との違いは何だろうな。思えば甘酒は暑いときに飲むといいという話だけど、日本酒もそうなのかな。
心地いい酔いを感じながら、一連の体の異変について考えてしまいました。
日本酒はよく悪酔いを起こすので敬遠がちでしたが、暑気払いに飲むのはありなのか。これはいい発見をしてしまったぞ。
その日は日本酒の飲み方を考えるいい機会にもなった日にもなりました。