高田馬場のめちゃうまとんかつ屋さん『とんかつひなた』。行列必至だけど満足感はそれ以上だった!
厚くって、熱くって、旨くって、もう胸がアツくなるとんかつに出会った。
場所は高田馬場駅から早稲田通りを早稲田方面にまっすぐ。ツタヤの脇の小路の坂を少し下った、ちょっとおとなしい界隈だ。
こぢんまりとした店構えだが、いつも行列しているので、なかなか踏み込めずにいたが、ついに閉店間際の時間帯に偶然すっと入り込めた。これはラッキー!
カウンターのみ店内は、三元豚を使った厚切りのとんかつを幸せそうに食べる身なりのいい客で賑わっていた。そう、ちょっとだけお高いお店なのだ。
ランチ時間帯ならもう少しお得なのだが……と貧乏性が鎌首をもたげたが、いいのだ、今日は。
看板メニューの『ランプ』はすでに売り切れ、いろんな部位が一度に食べられる最上級贅沢コース『食べ比べコース』は予約のみ、というのは残念だったが、もちろん脂身大好き人間としてはロースで異存ない。
しかも勢いがついている今宵は上ロース定食だ!
とんかつが揚がるさまをゆっくりと観察しながら待つことしばし。
目の前に現れたのは、美しく盛りつけられたキャベツと上ロース。
見た目からしてもはや旨い。
早速かみしめれば、さっくりとした軽い食感のあと、あふれだす肉汁。脂じゃないんだ肉汁があふれてくるんだ。
やわらかい、美味しい、ジューシーあれやこれやと脳内にあふれ出すありきたりの賛辞。
いかん…言語野をやられた。
「んふー」とか「あふー」と言いながらぺろりと平らげた私。お腹をさすりながら顔をあげると、慈愛に満ちた笑顔の店員さんと目が合う。
「美味しかったですか?」
また旨さで頭の奥が痺れていた私はコクコクとうなづくことしかできなかった。
ぜひお肉好きには私の言語野を破壊したこのうまさを味わってほしい。
次は絶対予約して食べ比べコースを食べてやる!