何故かこの路線には賑やかな谷間があるという。【京王新線幡ヶ谷】

初めて一人暮らしをした街が京王新線の谷間、幡ヶ谷でした。
両サイドは新国立劇場のある初台と急行(今は特急も止まる)笹塚。勝てる要素が無い静かな谷間のような駅ですが、生活するには最高の環境でした。
新宿から2駅なのに家賃が安い。何なら風呂無し物件が今も元気で、当時住んでいた家の近くの銭湯は徒歩10分圏内に3つある。その銭湯も一つ一つが個性的で、一番近い銭湯は深夜2時までやっていて有り難い。安いスーパー、サンディが週末のまとめ買いに助かる。飲み屋さんが多いうえ、どこもおいしい。
サンディで買い物をしたのに一杯飲んで帰ることができる環境が最高でした。
写真はよく通っていたワインバーの忘年会風景です。ぱっと見分かりずらいですが、巨大ボトルのスパークリングワインを寸胴で冷やしているかなり豪快な図です。お店周辺の常連さんは面白い方が多く、様々なお話を聞く機会に恵まれました。
休みの日は狭いユニットバスから気分転換に行く銭湯。少し歩くと遊歩道のある玉川上水。気合を入れて歩くとたどり着ける下北沢の距離感は運動不足防止になりましたが体が悲鳴を上げました。。。
6号通り商店街の酒屋さん、花田屋酒屋の久米仙の隣に箱詰めのドンペリの不思議年末仕様の置き方に、需要と供給の神秘を見ました。ここのお酒は珍しいものが手に入りやすかったので、晩酌生活に彩りが出ました。
新宿で飲んでも這って帰れる距離感は、通勤にも便利でした。そもそも京王線の終電が遅すぎて(最終が午前1時前)、飲みすぎても何とか帰れるのもすごい話でした。不動屋さんの話によると、新宿に吉本興業の舞台があるのでけっこうな数の芸人さんが周辺に住んでいるよとのことでした。もしかしたら、案外サンディで何名か通り過ぎているかもしれませんね(笑)。
もし一人暮らしでどこに住もうか悩んでいる方がいたら、新宿から近い仕事場の場合は一番に推している土地です。家族連れですか?保育園が充実していて小学校のプールが室内プール、医院も公園もたくさんあるのでこれもまたお勧めです。
しかし、私のロビー活動の結果が身を結んでいないのはなぜでしょうか。。。
それにも懲りず賑やかな谷間の駅、幡ヶ谷の布教活動に勧めていこうと思います。