堀切菖蒲園に行ってきました。
東京の西側住まいゆえ、かなりの遠征気分。
堀切菖蒲園は花の盛り。
紫や青やピンクの花たちがすっくと立っているのを見ると、６月もいいもんだなあ、と思えてきます。平日ということもあり、丁度よい賑わいでゆっくり鑑賞できました。
江戸時代の後期に松平左金吾定朝という旗本（菖翁とも呼ばれた）が60年に亘って花菖蒲を改良し、新品種を作りだしたんだそうです。伊左衛門家という農家が培養や繁殖を図って、江戸時代の末期にはたくさんの菖蒲園ができ、このあたりは江戸から菖蒲見物に来る観光地。
しかし、戦時中に次々水田化され、唯一復興したのが、花を足立区に疎開させていた堀切菖蒲園。
園内には、江戸時代からの、レジェンド菖翁さん作の花菖蒲もあります。
昔の菖蒲園の写真や、菖蒲の種類や由来などもパネルになって、一気に菖蒲通に。
さすが江戸花菖蒲誕生の地。
堀切菖蒲園の駅までは、いくつもある商店街をたどって帰ります。
駅近くの川手通りにある商店街は何だかいい。
中華料理店、ラーメン屋さん、昔の葛飾区の写真を飾っている本屋さん・・
ショーケースに赤いおにぎりが３つだけ残っているお店が気になる。
赤いおにぎりには「ルビー」の文字が。「チキンライスかな？」
後で調べると、ここは「鈴屋」というおにぎり屋さん。
「ルビー」はキムチの入った名物のおにぎりみたい。
通りから一本奥に入ると、上の写真の通りに。
真ん中のお店が、２階からふんだんに造花を垂らしていて素敵な感じ。
鈴屋：東京都葛飾区堀切5-4-1
立入禁止じゃなさそうな路地がたくさんあって。
大人ですが、通って楽しんでいたら、そこはもう駅のそば。
菖蒲はもちろんよかったけれど、次に来る時は、餃子やルビーも食べたい堀切菖蒲園でした。
