6月になると、観光客が増える場所。
そこは北鎌倉にある明月院。

この時期にしか見られないものを求めて人が集まる。

明月院は、別名あじさい寺とも称される。

6月上旬から、境内には数千本とも言われる数のあじさいが咲き誇る。
特に青いあじさいは、明月院ブルーと呼ばれている。

境内の小道の両側に人の頭よりも高く咲く、あじさいに囲まれて歩けるのが、なんだか楽しい。

青いあじさいも、薄い水色から濃い青色、紫がかった青色など様々。
色だけでなく花弁の形もそれぞれが違って、見続けても飽きない。

晴れた日は陽に照らされて美しく、雨の日は雨粒を纏って輝く。
あじさいの青は雨の日にこぼれ出た青空みたい。憂うつ気分をどこかへ吹き飛ばしてくれるよう。

そして青だけでなく、こんな珍しい色のあじさいも目を楽しませてくれる。

梅雨時期に見頃を迎えるあじさいは、梅雨の季節もいいもんだなと思わせてくれる。
雨でもお出かけしてきて良かったと思える、この時期にしか出会えないお楽しみ。

また、明月院といえば「悟りの窓」と言われるこちらも有名。

窓から見える借景は明月院本堂後庭園であり、季節ごとに窓から見られる景色が変わるため人気。
とくに紅葉の時期は人気が高く、写真を撮る行列が絶えないそう。

庭園は花菖蒲の咲く6月上旬、紅葉の12月上旬のみの公開です。