ここがピザトースト発祥の地といわれており、表の看板にはピザトースト元祖の店、の文字が。

店のなかはレトロな雰囲気が漂っていて、褪せた色合いも年月を感じさせてくれる。
それでいて、絶えずお客さんの出入りがあり、活気も損なわれていない。
初めて訪れても、なんだか懐かしさを覚えてしまう不思議な空間。

お食事メニュー。
左上に、他のメニューに比べてわかりやすくひいきされているのが「べにしか元祖ピザトースト」。
写真の大きさからも、一目で店のおススメであることがわかる。

紅鹿舎の特徴の一つは、全てのメニューがボリュームたっぷり、というところ。ユニークなメニューが多いのも遊び心を感じさせてくれる。
(デザートメニューも美味しそうなものばかりだが、今回は我慢)

元祖ピザトーストが到着。
(セットドリンクと共に。ドリンクの量もたっぷり。)

もう、見た目から早く口に運びたくてたまらなくなる。焦げたチーズの匂いも食欲中枢を刺激する。

五感に訴えてくるピザトーストに、期待が高まる。

トーストの間から流れ出るチーズの海。
ピザトーストってこんなにチーズたっぷりだったっけ!?と、混乱しながらも嬉しくなってしまう。
表面の焦げたチーズと、中から溶け出すまろやかなチーズのコンビネーションに食べる手が止まらない。

具材は細かくされた、玉ねぎとピーマン、そしてサラミ。
ピザって言ったらサラミは欠かせないのに、お家ピザトーストだとハムやベーコンになりがちであった。
これはサラミじゃなきゃ、と存在の大きさを再確認させられた。(これからは家にもサラミを常備しておこう…)

五感を刺激するピザトーストは、私が今まで食べてきたピザトーストとは、全く異なる食べ物だった。
やっぱり喫茶店メニューは奥が深い。