カフェラテにも見えるシンプルな外観。一口飲むと、不思議な味わいが口の中に広がる。コーヒーとココアが半分ずつ合わさっているはずが、ロイヤルミルクティーを思わせる風味で、まろやかな美味しさと新しい味わいを発見。

大正、昭和の趣あふれる東京の下町、谷中。1916年(大正5年)築の町家で営まれる喫茶店『カヤバ珈琲』は、1938年(昭和13年)に創業。町の人々や多くの文人、芸術家たちからも長年親しまれてきた。

店内は、現代的なインテリア、清潔感に満ち溢れた空間と、優しい笑顔で応対されるスタッフの方々のご案内で、ゆったりとした時間が流れていく。『カヤバ珈琲』で楽しむ「ルシアン」は、故きを温ねて新しきを知った至福の一杯に思う。