地下へと続く階段をくだり店内に足を踏み込めば、淡い桃色の壁には異国の文字や写真たち。そして、耳に触れるのもまた、全く持って歌詞が聞き取れない海の向こうのミュージック。ただ、その流れるような歌声に、自然と体が揺れてしまいそうになるのが不思議です(笑)

お店のお兄さんからメニュー表を受け取り、乾いた舌と空きっ腹をネパール行きの飛行機に乗せるべく、お昼の搭乗便を絞り込みます(笑)

▼バッティ スペシャルセット
搭乗……オーダーしたワンプレートランチは、「ちょいとリッチなダルバート」と言ったところでしょうか。
皿の中央にダムを作るかのように、オレンジに色づいたゆで卵に、ロティ。ライス。奥の人参&きゅうりはピクルスです。それらの両サイドには、カレーやタルカリなどの野菜たちが盛り付けられています。

カレーは2種。まろやかな口あたりのダル。そして、もう1種はメイン具材を4種類の中から選ぶことができます。チキン、マトン、ベジタブル。そして、バフ(水牛)。プラス100円かかりますが、今回も迷わず「バフ」をチョイスします。

すっきりとした爽やかな辛味を放つルー。そして、バフの“ンギュッ”と身が締まったような噛み応えは、あとでライスやタルカリたちと“まぜまぜ”した時に、ひときわ存在感のあるアクセント役として秀逸です。

色鮮やかで、見た目も楽しいタルカリやサーグ、アチャールなど。各々の食感の違いに加えて、辛味や酸味の幅が楽しく、終始飽きがこない味わいが良きですね。

で、ひと通り個々に楽しんだら、これらをじょじょにカレーやライスなどと“まぜまぜ”。これによる味変、甘辛旨のスパイラルがあとをひくこと請け合いです。完食までの時間は、きっと短し、と。

食後にチャイをいただいて、ホッと一息......束の間の小旅行に感謝を。
ごちそうさまでした。

▼Information
バッティ ネパール居酒屋

[住所] 〒170-0005 東京都豊島区南大塚3丁目50−4 第二大多和ビル B1
[営業時間] 12:00~23:30(LO23:00)
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[撮影] Nikon Z 6II + NIKKOR Z 35mm f/1.8 、 iPhone12mini
[訪問時期] 2022年2月