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吉祥寺の「小ざさ」の最中。
吉祥寺駅
更新日:2021.11.22
ひつじ堂さんの投稿
東京のにしがわからあれやこれや。
息子の用事で吉祥寺。
ならば、あそこでラーメンとか、あそこのクレープをとか、横丁で軽くいっぱい、なんて数日前から頭の中をぐるぐると回る想い。も、始まりも終わりも中途半端な時間で頓挫する親父計画。
バスに乗ろうとする帰り道、ふと「小ざさ」の最中が食べたくなり、呑む人で溢れるハーモニカ横丁を通り抜け、立ち寄る横丁の端。ダイヤ街のアーケードに構える小さいお店。
朝早くから並ばないと買えない数量限定の羊羹と小豆あんと白あんの最中の1951年創業の「こざさ」ではなく「おざさ」。袋の5個入り(390円)を買いバスに乗る。
カエルのような愛嬌のある顔立ちのいつもの最中。パリとかぶりつき、餡を頬張る。
厚めのしっとりさっくりの芳ばしい皮に包まれる飴色のねっとり伸びる白あんとふっくらほくほくの小豆の粒とサラとしたこしあん。
そんなに人生甘くはない今日の出来事を包み込む甘いもの。やさしく柔らかい甘み。ふんと一息つき家族で笑う。
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