国内の主な刊行物が集まる国会に属する唯一の国立の図書館
国立国会図書館の主な役割は、国会活動の補佐、国内の出版物の収集・保存、国民への情報提供です。
出版物の発行者は、自らが発行した書籍・雑誌・CD・地図などを国立国会図書館へ納入する義務があり、日本で発行されたほぼすべての出版物が集まる仕組みで、一般書籍だけでなく、雑誌・学術論文・音声資料・地図・外国資料も所蔵しています。
別館もあります。
●関西館 京都府相楽郡精華町精華台8-1-3
年々増加する資料を収蔵するための大容量書庫として、高度情報通信社会に対応する拠点としての役割がある。
●国際子ども図書館 東京都台東区上野公園12−49
児童書を専門に扱う。
★国立国会図書館、東京本館の構造と施設
設計/建築家 前川國男が設立した前川國男建築設計事務所。
東京本館:1968年完成。
地上6階・地下1階構造。17層の書庫を中心に、四角形の事務棟が取り囲む「中央書庫式」。
新館:1986年完成。
地上4階・地下8階。地下1階から地下8階の地下部分は全て書庫、細長い建物で、中央に自然光が届く吹き抜けの空間が特徴。本館に隣接し一体化して機能するように設計されている。
★資料は基本的に閉架式(書庫内保存)で、利用者が直接書棚から取ることはできない。
★書庫にある資料は、館内端末または「国立国会図書館オンライン」で、資料を検索して、申し込み、数十分で受け取れる仕組み。
★インターネット公開
著作権保護期間が満了した資料や、著作権者の許諾を得た一部資料は、インターネットを通じて誰でも自宅のパソコンなどから閲覧できる。
★館内閲覧が原則で、個人への資料の館外貸出は行っていない。
★申請すると、職員がコピーしてくれるサービス(有料)がある。
★スマートフォンを含むパソコンやタブレット端末を館内に持ち込んで利用できるが、館内は撮影禁止。ページを撮影したり、電子画面をコピー&ペーストすることはできない。
★図書館間貸出しサービスに加入している全国の図書館と連携して、相互で取寄せ可能な図書もある。
★図書は本館2階、雑誌は新館2階カウンターが担当。
【利用方法】
★はじめて利用するときは、登録利用者カード(ICカード)を作るために、新館入口で、本人確認書類を提出して申し込む。
★館内に入る前は、手荷物を、図書館用意の透明バッグに必要なものを詰め替え、使用後返金される100円ロッカーに預ける。
★入館資格:満18歳以上なら誰でも利用可能
開館時間:9:30~19:00 ※土曜は17:00まで。
休館日:日曜・祝日・年末年始など。
国立国会図書館 東京本館 https://www.ndl.go.jp/
〒100-8924 千代田区永田町1-10-1
電話:03-3581-2331(代表)
本館6階食堂の国会図書館カレー、大盛、メガ盛り、各種日替わりランチ、週替わりそば、うどん!
国立国会図書館での調べものや読書と同じくらい好きなのは、本館6階の食堂で、ランチを食べたり、デザートを食べること。
「三元豚カツカレー」を食べたいから、ついでに調べものもする時だってあるくらいです。
本館6階の食堂は学食風の佇まいですが、窓に囲まれているため、日本の政治の中枢、永田町の風景に浸りながら「国会図書館」カレーを食べることができます。
カレーは、大盛、特盛、もありますが、大食い大会へ出るほどでもない、普通の大食いの人は、大盛をおすすめします。
食べっぷりには自信がありますが、特盛「三元豚カツカレー」の、ステンレスの小鍋入りのボリュームにびっくり、少し残してしまいました。味はスパイシーな辛口。
弁当は使い捨ての容器ではなく、昭和を思わせる、絵柄をあしらったプラスチックの弁当箱、で提供されます。
★本館6階 食堂「フードラウンジいこい」
11:00~18:30(水・土は15:00まで)
弁当持ち込み可のスペースあり
【主なメニュー】全て税込み。
★国会図書館カレー、じゃがいも丸ごと1個入り 550円。
三元豚カツカレー 750円
*大盛プラス120円 特盛プラス400円。
★日替わりバランスランチ:680円
例 甘辛和風タレのポークカツ、小鉢、ご飯、みそ汁つき
★日替わり鉄板ランチ:720円
例:豚肉ときのこの牡蛎油炒め、小鉢、ごはん、みそ汁つき)
★日替わり弁当:600円。
例 蒸し鶏と蒸し野菜の胡麻ポン酢。
★週替わりラーメン
例 「台湾ラーメン」 600円。
大盛プラス100円。
★週替わり そば、うどん 550円
例 「大きなきつねうどん」
大盛各プラス100円。
★本館6階 売店
9:30~18:30(土曜は17:00まで)
コンビニにあるような、弁当、おにぎり、サンドイッチ、弁当、カップ麺などの食べ物、日用品の他、国会図書館ならではのファイル用品、文房具、お土産品、など、目新しいモノもあり。
★本館 3階 喫茶室ノースカフェ
11:00~17:30(土は16:30まで)
★新館1階 喫茶室 フェリカ
11:00~15:30(第1・3・5土曜休)
余談ですが、はじめて国立国会図書館にやってきたとき、中央公論社時代の女性ファッション誌「マリ・クレール・ジャポン1982年ー1999年」を、読みました。
当時の「マリ・クレール・ジャポン」は、ファッション全般に関わる本質的な取材記事やインタビュー、村上春樹や吉本ばなな、の小説など、文学、歴史、文化まで及ぶ、ハイ・カルチャー誌として知られてました。
若者だったわたしは、小道具として、「マリ・クレール・ジャポン」を購読、部屋を訪ねた友人が、「マリ・クレール・ジャポン」のバックナンバーを眺め、手に取り感心する、という自己演出の一環でもあり、今思うとかなりカッコ悪い、ことをしてたものです!
いつの日か、この雑誌が面白く読める人になる、という妄想を抱き、毎号ほとんど読まないまま積読雑誌を増やしていたのです。
数十年ぶりに、ファイリング保管された「マリ・クレール・ジャポン」を、新館の吹き抜け大空間で、初めてじっくり読んだときは、夢が叶った、ような気がしました!



