クラフトジンのお店ですが、店頭に並べられているのはアトマイザー。去年もその店頭が不思議でそのまま通り過ぎてしまったのでした。もしかしたらジンをここで飲めるのかな?と覗いてみたら、アトマイザーからひと吹きして商品の説明を一つずつしていただきました。アトマイザーに入っているのはクラフトジンとのことで、すごく爽やかな香りが鼻に流れてきました。このお酒の売り方は斬新ですが、薬草などを浸漬して造るジンですと理にかなっているなあと商品の説明を聞きつつ思っていました。
よく見たらジントニックとソーダ、ソニックとメニューがあったので、お気に入りの香りだったジンでジントニックを頼みました。
注文したジンは柑橘系の香りがとても高く、トニックともよく合う味でした。何より、今日みたいな湿度と気温が高い日に飲むのにちょうどいい暑気払いになる香りと味です。飲んでいるだけで風が起こり、気温が下がったような気さえするのです。
よく見たらスタンドの奥には蒸留釜がガラス越しに見えています。ここでは酒粕から粕取り焼酎を造り、そこに薬草などを入れたジンを造っているとのことです。そういわれてみると、スピリッツにしては鋭角なアルコールの風味がなく、角が取れた丸みのある味です。中にはビールを蒸留したものからクラフトジンを造っていたりもするそうで、その商品の香りを嗅いでみるとビールに使われた白ビールの小麦やIPAの濃ゆいホップの香りがジンの薬草と共に香ってきました。
見学会はしているのか念のため伺ってみたところ、日にち限定でネットから募集していますとのこと。
ジントニックを飲みつつ次回は見学会に参加するために蔵前に来て、見学後は浅草に繰り出してみようかとふと次の散策計画を考えていました。