この「清和ばら公園」。開花状況などは、足立区のホームページに載っています。
しかし、公園の歴史などの情報は、現地の看板に「昭和63年の開館以来、数回の改修工事を行い、少しずつ花壇の内容を充実させてきた。」とあるだけで、くわしいことはわかりませんでした。
しかし足立区役所のホームページを眺めていたら意外なことが。
「ちょっと意外な地名の由来」として、バラ園のある青井の由来がのっていました。
青井地域は江戸時代以来、12カ村の耕地が入り組んで、区画が複雑だったのだそう。
そんなこともあって、戦後に新町名を決める際には、名前がなかなか決まりませんでした。
各村が「精出耕地(荒地を苦労して開拓した土地)」だったので、「精」から「青」を、「耕」から「井」をとって、「青井」になったのです。
青井駅で降りた時に、「人の名前みたいだな」と思ったのですが、荒地を開拓した土地だったのですね。
さらにわかったこと。青井には「バラのまち青井をつくる会」があって、町をバラの花で盛り上げる活動をしているそうです。
青井駅からばら園への道もバラがいっぱいで、ただごとではない美しさでした。
はじめて「つくばエクスプレス」に乗って、初めて「青井駅」で降りました。
バラ園の美しさにも驚きましたが、「青井は荒れ地を耕した土地だった。人の名前ではない」ということのも心に刻まれました。
ちなみに「青井ばら公園」には、地域にちなんだバラ「つくばエクスプレス」のタワーもありました。つぼみができてから開花までが早いので、この名がついたそうです。保育園の子どもたちが、「つくばエクスプレス!」と叫んでいました。
南武線や中央線では、バラの名前になりません。公園の近くを通っているのが「つくばエクスプレス」で本当によかった。