渋谷経済新聞、2019.06.28付
URL https://www.shibukei.com/headline/14243/によると、

(前略)手形は、安室さん引退前、109が全館を挙げて展開したキャンペーンの一環で制作されたもの。引退企画が始まる前の7月下旬、安室さん本人が渋谷に訪れ手形を取ったという。(中略)定位置が決まったモニュメントには、手形の上に「Namie Amuro」の文字が新たにあしらわれ、「May music fill your wonderful life. あなたの素敵な毎日に素敵な音楽がいつもあふれていますように」という安室さんのメッセージも、これまでと同様に添えられている。(後略)

とある。

彼女のファッションやスタイルを真似するアムラーと言われる女の子たちが、渋谷の街に溢れ、社会現象になった90年代中盤は、もう大人だった。

しかし、2024年、偶然、マルキュー前を通ったことで、アムロちゃんの手形を発見、俄然親近感が湧いた。今まで感じたことのなかった感情だ。時の移り変わりは早い。

東京に引っ越してきた1988年当時、渋谷のギラギラしたエネルギーに飲み込まれ気味だったけれど、マルキューは、彼女の手形と共に、今もそこにある。

センター街は相変わらずカオスだし、道玄坂、文化村通り、公園通りなど、通り自体は、変わらずそこにある。立ち並ぶ店舗やビルが変化し続けているだけだ。

渋谷という街は、よそ者が目立たない街だ。カオスな渋谷が好きだった。