いかにもクラブ(踊る方の)ファザードの谷間にお地蔵さん。
周辺もサパークラブやキャバクラ、クラブが立ち並ぶ通りにお地蔵さん。
このミスマッチぶりが印象的で頭に残ってしまう風景です。
ちなみに隣や周辺の建物は記憶が正しければ、建て直されたり新築されていて、初めて見たときと風景は異なっています。そういえば、ここにベルファーレは以前ここにあったと教えてもらいました。
問題のお地蔵さんのお手入れはいつも抜かり無く、午前中には線香が捧げられていたり、御供えの榊はいつも青々としています。
お供物もたまにあったりして、常にどなたかお参りしている印象を持っていました。
一体、お地蔵さんは何のためにここにいらっしゃるんだ?
最近六本木へ行き交う機会が増えてきたので、初めてネット検索でこのことを調べてみたのでした。
「六本木 お地蔵さん」
でグーグル先生にお願いすると、かなり簡単に見つけることができました。
早く調べればよかったーと思っていた直後、内容にびっくりしたのです。
1988年に起こったディスコ「トゥーリア」の事故。死者3名負傷者14名。
この頃ですと、「マハラジャ」もあったくらいか(こちらも跡地の話を聞いたことがあります)。
ということは、ディスコ全盛期。
その時に起きた事故でした。
照明器具が落下してダンスフロアに直撃。
「トゥーリア」自体の検索もしたら、すごいディスコでした。ブレードランナーの美術担当が手掛けたあたりが、バブル期を象徴しています。内部の写真も検索すると出てきました。
すごく、バブリーですね。。。
その事故で亡くなられた方のご縁でディスコのあったこの地へ祀られ今に至る、ということです。
このお地蔵さんの存在の大切さが、調べることで実感できてよかったと思いました。
今度通るときにはお辞儀して行こうと思います。