井の頭公園を抜けて弁財天の参道を南に歩き黒門の角にあったコインランドリーに小さな店が入るを見つける。ニッポン良いもの「褻ノ日」というお店。
ハレとケのケ（褻）。日常をテーマに日本各地で昔から食べられている郷土食、伝統食、旬のもの、生産者さんの思いがこもったモノを中心にセレクトしたお店とのこと。
こんにちはと立ち寄るとちいさな店内に並ぶ日本各地から取り寄せたもの。とてもフランクにいろいろと説明をし接してくれるやわらかな女性の店主。
こういうところのポン酢に惹かれるポン酢ラバー。徳島の「きとうむら」という会社の「昆ちゃん柚子ポン」に揺れる心。
話を聞くとこういう感じの会社を辞めてこちらに縁ありお店を開いたらしい。どちらのに、御徒町と秋葉原の間の高架下にある百貨店。なるほど。
ほんとにずっと話してられそうな店主さんとの楽しい会話。尾道の駄菓子屋で販売されているというオオニシの「若鶏の手羽」と高知の四万十の地栗を使う「しまんと地栗のロールケーキ」をお土産にする。
息子とかみさん曰く手羽はいまいち。4時間待って自然解凍したロールケーキはしっとりとしたスポンジに栗の入るクリームが巻かれたほんのり甘いケーキ。これはおいしいと4等分の最後のひとつをじゃんけんする。
あの場所で対面のちいさな商店があることが大切なんだろうなと思ったり。次は栃尾のあぶらげの煮付けは必ず買いたいと思う。
