西馬込駅から、大田区郷土博物館に向かう道に、湯殿神社。
古い鳥居と、背後の銀杏の木のあまりの風格に写真を一枚。
あとで調べると、馬込城(戦国時代の後北条氏の家臣である梶原助五郎の所領)の西の端にあたり、城主の館があったあたりだという。(大田区ホームページ)
看板もないけれど、ただならぬ気配がただよう。
大田区郷土博物館では、馬込文士村の展示を見て、地図やガイドブックを購入。
文士村は、今や普通の上品な住宅街。
昔からの垣根や、それぞれの家に緑がたっぷり。
道はくねくねで、いい感じにアップダウンがある。
写真は熊谷恒子記念館。
残念ながら、建物の整備のため休館中だったけれど、外壁や階段もいい雰囲気。
町を歩いていると、時々看板に出会う。
突然現れた階段にも看板が。
ここは、衣巻省三という文士の家のあと。
実家が裕福で、モダンボーイだった衣巻の家では、ダンスパーティーが開かれ、萩原朔太郎や宇野千代、室生犀星らが踊りにきていたみたい。
この写真のように、穏やかな町並み。
緩い坂道をたどっていくと、たま~にある地図が方向を教えてくれる。
地図は結構たまにしかないので、時々地図やスマホを見つつ・・
散歩の終わりは、汐見坂を上って池上本門寺へ。
まっすぐな登り坂で、昔は振り向けば海が見えたという坂。
馬込から池上本門寺は近いけれど、裏口から入ると、自然がいっぱいすぎて・・
ここにいるのは、足元をしっかり固めたウォーキングや野鳥観察の人々。
適当にはいってきた私は、「転ばないように!」と自分を励ましながら、なんとか町中に到着。
おみやげには、池上名物葛餅を買って、池上駅へ。