一橋学園の中華そば「と」で中華そば。
西武多摩湖線の一橋学園駅から学園中央通りを西に少し進む先のビールとウイスキーと手作り料理の店「Hopscotch」あとに6月にオープンした中華そば「と」。
緑のテントに描かれる「ビールとウイスキーと手作り料理の店」と「Hopscotch」を✕で消しその間に「と」。
凛と描かる真新しい白地の暖簾に「酒」「と」「肴」。ユーモアとこだわりを感じる外観。
引き戸を引きこんにちは。
厨房を囲うLのカウンター席のみの小さいお店。目に飛び込む各席を間仕切る衝立がレーザーディスク。
ユーモアが強い。
衝立になるものと考えて好きな映画のレーザーディスクを置いてますと若い店主。
ホームアローンにネバーエンディングストーリーにバック・トゥ・ザ・フューチャーにトップガン。
だいぶ年齢層が違うようなと思いながら眺めるメニューは「中華そば」一択と大盛とトッピングに飯ものと瓶ビール。
中華そばをお願いし汗を拭きお冷を飲む。
眺める厨房の丁寧に調理を進める若い兄さん。山盛りのメンマを添えて最後になにかをふり掛け配膳される中華そば。
高台で受け取りそっと下す中華そば。なにかは青海苔。うっすらとあぶらの膜に包まれる透き通る醤油のスープに輪切の葱が散りぽってりと横たわる肉と盛られるメンマに一文字に掛かるそれ。
はじめてなビジュアル。ユーモアか。
いただきますと啜る汁。溢れる煮干と円やかな醤油の旨みが沁み出るやさしい汁。うん、おいしい。
その汁を纏いぱっつんと歯切れの良い気持ち良く喉を滑る細めの麺。
分厚く脂身を纏う肉を頬張ると見た目の通りのトロトロの肉と程よく味が沁む柔らかな歯応えの大ぶりなメンマに混じり漂う青海苔の風味。
二日酔いの朝に食べたい中華そば。ゆっくりと味わい汁を飲み干して満足に浸る。
お会計をして気持ち良く兄さんに見送られ店を出る。
ごちそうさま。