東久留米の「bagelとまさるくん」のベーグル。
東久留米郵便局の隣の古びる長屋店舗の緑の大きなテントの下の「bagelとまさるくん」。少し前に外待ちの並びが気になり見つけたベーグル屋さん。
3組の待ち人に続く。そわそわと覗く店内。ショーケースに並ぶベーグル。対面で女子店主とお客。楽し気に会話をしながら悩むお客。ゆっくり丁寧との接客。
見上げるテントに燕の巣。そんなところ。番が来て、開け放たれる扉からこんにちは。人柄滲み出る店主にたぶん笑顔で迎えられる。
対峙するショーケース。並ぶぷっくらきつね色のベーグルさん。プレーンと総菜と甘味なやつ。も、ほぼプレーンにしか見えないベーグル。
伺うと具は生地に包まれているらしい。へーと改めて眺めるケース。目に留まるケースの上のあんバターサンドのPOP。
あんバターはお終いですかと尋ねると今から作れますと。もちろんお願いする。つぶかこしかを問われつぶでと答える。
その間にこの紙袋に注文を書いておいてくださいと紙袋とペンを渡されて厨房にプレーンを抱え移動する店主。
眺めるケース。惹かれる総菜系。カレーも気になるけれど、あらびきミートのボロネーゼとソーセージとマスタードと紙袋に書く。
もう一つ甘い系と上と中と下の棚を見渡し、カスタードのクリームチーズと書き込み店主の帰りを待つ。
戻る店主からPOPのなかったいちじくとクリームチーズをお勧めされる。「ごろといちじくが入っていて…」と聞き迷わずそれ。カスタードを止めてお会計。
自然と話が弾む店主との時間。2年前からここでと聞く。ずっしりと重い紙袋を手渡されてまた来ますとお店を出る。
お家に帰り半分にぶった切るとぐるりと生地に包まれる具。なるほどおもしろい。いただきますとかぶりつき噛みちぎる。パリモチムギュ。咀嚼を楽しむ小麦。おいしい。
包まれるいちじくのプチプチとの食感と交じるクリームチーズのほのかな甘みに浸る。ソーセージとボロネーゼをもしゃもしゃと平らげる息子。ご満悦。
まわし喰うあんバター。口当たり良くとろけほんのり塩けにねっとりコクが絡むバターと甘さ控えめのつぶあんのすてきなハーモニー。たまらない。
頂いた案内に『ベーグルはよく噛んで食べるパンです。よく噛むことは身体によいこといっぱい!!特にお子様におすすめです♡』と。
麺ばかり食べて弱る顎を鍛えるベーグル。癖になる愛情あふれるもっちり。ごちそうさま。