東久留米の「シャルキュトゥリー・モエ」でメリクリ。
クリスマスパーチーの準備。あそこのコンビーフが食べたくて滝山へ。
新所沢街道沿いにある茶のタイルのマンションの1階。店主の中川萌さんがフランスでシャルキュトゥリー(フランスな食肉加工品)を学び2011年にオープンした「シャルキュトゥリー・モエ」。
「滝山、前沢 みんなの夏祭り」に出店されて一心不乱にフランクを焼く店主に熱い情熱を感じたあの夏の思い出。
木製の扉を開けてこんにちは。大きな冷蔵庫に吊るされて整然と並ぶ熟成される肉の塊にいつもの通りに感嘆する。冷蔵のケースにはいろいろの生ハムやソーセージにパテにベーコンにテリーヌたち。ここが東久留米の滝山を忘れる小さなお店。
眺めるショーケース。「コンビーフ」と悩むパテ。豚レバーか、鶏レバーか、奮発してフォアグラか。かみさんチョイスの鶏レバーの「マダム・クレア」のパテにする。もう一品と「パンチェッタ」。2カ月熟成されたという薫製のベーコン。
車に乗り込み、パンを忘れてると前沢の「ヒラツカ」まで戻りルヴァンを二つ買う。
陽気に鼻歌を交えみんなでパーチーの準備をし、シャンパンとシャンメリーをシュポンと開けメリクリ。
いただきますと摘むコンビーフ。ほろほろ崩れる時雨の牛。噛み締め染み出すやさしい塩けと旨み。しあわせ。
パテを掬いパンにのせかぶりつく。ねっとりのバターと鶏のレバーの濃厚なペースト。ほんのりのレバーの癖も包む溢れるコク。おいしい。
とろけるアブラの程よい塩けのパンチェッタ。じわりと広がる熟成され詰まる深みと旨み。
どれもこれも心が籠るシャルキュトゥリー。おいしくて笑顔しか出てこない。
ほろ酔いでメリークリスマス。