離れているため年に数回しか会えないじいちゃんばあちゃんと孫たち。

久しぶりに彼らが並んだ姿を見ると、
私の父であるじいちゃんは小さく、
娘と息子はじいちゃんの隣りで大きく見えたことにハッとした。

少し膝が痛いじいちゃんと
少し目が悪いばあちゃんと
歩いて5分のお蕎麦屋さんへ。

のぼり坂の道を、手を繋いで並んで歩くじいちゃんとばあちゃんと娘と息子。
そのすぐ後ろを歩く私は、無性に「この瞬間を残さなきゃ」とスマホを構えた。

あと数年経てばきっと、じいちゃんばあちゃんとは手を繋がなくなる娘と息子。
あと数年経てばおそらく、この坂道はしんどくなるじいちゃんとばあちゃん。

「この夏の光景はずっとは続かないんだ」

そう気づけたことは、よかったのか、わるかったのか。

来年の夏も、みんな揃ってお蕎麦をすすりたい。

そんなことを思った夏。