チャーシュー、メンマ、ネギ、もやしと目玉焼きをご飯にのせ、ラーメンのつゆにしょうゆとごま油、そして練りからしを混ぜたタレをかけ、ビビンバのように混ぜ混ぜして、いただく。シンプルな一品なんだけど、タレがご飯とそれぞれの具材とに絡んだ味が絶妙で、思い出すと、また食べたくなるのだ。小ラーメンか小ワンタン200円とのセットで頼む人が多い。(手前が酔来丼500円とタレ、右奥が小ラーメン200円)
「酔来丼」を考案したのは3代目の野木発成さん。店に一歩足を踏み入れると、「好きなところに座ってね」と野木さん。1人で初めての店に入るときは、席の選び方、注文のし方など店の“しきたり”がないかどうかが気になり、ちょっと緊張するものだが、野木さんの柔らかな声かけに、緊張も一気にほぐれる。酔来丼を出すときには「タレが足りなかったたら、言ってね」と必ず一声添える。そんな野木さんの気さくなキャラが、この店のもう一つの看板だと思う。店内には座敷もあり、歴史ある街中華の雰囲気で、これもまた魅力だ。
酔来丼は、野木さんが25年ほど前、牛丼に対抗して、若い客を呼び込むメニューとして考案。中華の具材で簡単にサッと出せるものを~と思いついたという。今では、これを食べに来る客が大多数なのではないだろうか。酔来丼のキモとなるチャーシューは自家製で1日20本つくり、なくなると閉店となる。このほかのメニューでは、あさりをみそ味のあんかけで炒めた「あさりのうまいやつ」800円、しいたけの入ったシューマイ500円、イカとネギをあえた「いかパッチン」700円など、吞兵衛のストライクゾーンを攻めてくるメニューも独自の味付けだ。10年物の紹興酒がひと瓶、1,400円というのも嬉しい。
☆店情報
酔来軒
横浜市南区真金町1-1
045-231-6539
営業時間:11:00~18:00
(チャーシューがなくなると閉店。土、日は15:00ごろに閉店することも)
定休日:月、火






