特に楽しみにしていたのは、普段酒蔵見学をしていない、あってもなかなか見学が取れない福生の酒蔵「嘉泉」を造る田村酒造場でした。
久々の羽村取水堰は晴れていて気持ちが良かったです。ここで前回見学した石川酒造の日本酒を飲んで感想を書くという、幸せな時間が待っていました。

羽村取水堰か歩いて約30分くらい、玉川上水沿いの黒壁とレンガの煙突が目印の酒蔵は歴史を感じる威厳のある雰囲気ですが、普段はお酒を買うだけなら気軽に入ることができます。
ただ、酒蔵内は非公開なので気になっていました。
そういえば、この散策は2回に分けて開催されており、1回目は福生の石川酒造へ行った時のこと、かなり田村酒造場さんと仲いいよなと印象に残りました。お隣さんとよくおっしゃってましたが、二駅先の距離感ですが。

その仲の良さは田村酒造場で理由が分かりました。
三代、四代前に後継ぎ問題のため2つの酒蔵で婚姻関係があったとのことでした。それだけなく、その後も「澤乃井」や八王子の「桑乃都」へも一族の方が嫁いで行ったそうです。
田村酒造場、ここはハプスブルク家だろうか。。。いや、政治的な意図は全く無いですが、近くの酒蔵皆親戚って凄いなあと驚きました。同業の方の元へ嫁いで行くのはよく聞く話でしたが、実際聞くと面白いですね。いつもはそれぞれのいいお酒を造って競っていますよとのこと。
とはいえ、ほぼ青梅線制覇してますやん。

今回の酒蔵見学で一番うれしかったのは、いつも玉川上水散策で反対側から見ていたあの門へ行くことができたことでした。取水口、ここからなんですね。この水が酒蔵の機材を洗浄したり村への田畑へ流れていくのかと、貴重なものを見させていただきました。
ガイドさんのほうがむしろテンション上がっている様子がレアさを上げていきますねえ。

たんと日本酒も試飲して楽しい散策でした。次回は隣の見学施設ができるときにのぞきに行ってみたいところです。