吉原大門を再現した入口で、江戸の世界に没入
会場入口は吉原の大門を彷彿とさせる設えになっており来場者は没入感が味わえるのが魅力です。江戸時代の多彩な文化とその革新性を体感できる展覧会です。
※特別に許可を得て撮影しています。
大河ドラマでもお馴染みの平賀源内の「エレキテル」も展示されており、注目度の高い展示品の一つです。
画像下:平賀源内作 重要文化財「エレキテル」 木製彩色 江戸時代・18世紀 郵政博物館蔵 前期展示:4/22~5/18(後期は複製を展示)
歌麿の傑作『ポッピンを吹く娘』
喜多川歌麿の代表作「ポッピンを吹く娘」は、動きや表情を巧みにとらえた美人大首絵で、雲母摺(きらずり)による輝きも見どころです。
本展に関連する調査の中で、「婦人相学十躰 ポッピンを吹く娘」が40年以上ぶりに再発見され、5/20より本展で特別公開されています。
喜多川歌麿筆 「婦人相学十躰 ポッピンを吹く娘」 大判錦絵 寛政4~5年(1792~93)頃 後期展示:5/20~6/15
耕書堂を再現したセットは、まるで江戸時代にタイムスリップしたかのような印象を与え、当時の知識人たちが集まっていた雰囲気を感じさせる空間です。
その没入感は、フォトスポットとしても楽しめます。
時代の感性を鋭く読み解き、浮世絵や文学の新たな潮流を生み出した蔦屋重三郎。
その才覚は、江戸文化の立役者として今なお輝きを放っています。蔦屋重三郎展では、彼の手掛けた浮世絵や文学作品、さらには江戸時代の出版業界での革新的な活動が紹介され、当時の文化を深く感じることができます。
江戸の芸術や文化に興味がある方には、ぜひ訪れてほしい展覧会です!