「からやま」は、2014年12月、相模原市へ1号店をオープン、2025年1月現在、国内121店舗、海外12店舗ある。
東京23区内では、ニュー新橋ビル1階の新橋店、北赤羽店、練馬駅前店、石神井公園店、足立鹿浜店、江戸川区の西葛西店、と、都心の店舗数はまだ少ない。
とんかつ専門店「かつや」、タイ料理の「マンゴツリー」などを有する、アークランドサービスホールディングスのグループで、
2014年に、「かつや」と浅草のからあげ店「からあげ縁‐YUKARI‐」のコラボ店をオープンしたのがはじまりだ。
一時期の流行りに終わらせない、唐揚げを食べるために、日常的に店舗に通ってもらうことを目指しているようだ。わたしは、その目論見にまんまとハマった。
基本のからやま定食4個で、税込825円、3個、715円、5個935円、6個1045円、と唐揚げの個数は増量、減量できる。
大盛ごはんは50円増し、キャベツの千切り、ゴマニンニク風味の「極ダレ」、甘めの醤油風味の「甘辛ダレ」の2種類のタレ、みそ汁、がつく。
毎回、100円割引クーポン(1か月の期限付と期限なしがある)が貰えるから、実質100円引きで食べられ、大根の漬物、イカの塩辛が食べ放題、と、他店には見られない太っ腹なサービスが、ご飯好きの固定客を魅了している。
唐揚げ、キャベツ千切り、ごはん、みそ汁の基本定食、も好きだが、「チキン南蛮定食」も好きである。
以前、他店で、タルタルソースがけの唐揚げ定食を食べたことがあるが、完食するのがやっとだった。以降、唐揚げ+タルタルソース→油脂+油脂はやばい、という感想を持つことになった。
しかし、あるとき、「からやま」に「チキン南蛮定食」があるのを見て、久しぶりに挑戦したら、全く問題なかった。
問題ないどころか、タルタルソースと揚げ物のハーモニーが生かされて、爽やかなコッテリ感とも言うべき一品だった。
おそらく鮮度の良い油を使っているせいだと推測される、そんなこともあり、ますます「からやま」推しになり、定期的に「からやま」に通っている。
以下、「浅草 からあげ縁‐YUKARI‐」コラボの、あくまでカリッ!と香ばしく、濃すぎもせず、薄すぎもしない下味つき唐揚げの問答無用のおいしさは当然として、
「からやま」を「からやま」たらしめているポイントを上げる。
①割干大根、いかの塩辛が食べ放題、とにかく、大盛では足りないほどごはんが進む。
②みそ汁は、おざなりなみそ汁ではない。かき混ぜるとたっぷりとしたとろろ昆布が口の中に絡みつく、とろろ昆布を買い置きする習慣がいつのまにかなくなっていたから、余計に有難みを感じる。
③目の前で、スタッフが、仕込み、揚げ、配膳する過程が確認でき、信頼感と清潔感がある。
④スタッフが、カウンター越しに普段の会話を交わし、マニュアル一辺倒ではない表情豊かなひとたちが、店の雰囲気を盛り上げている。
⑤まだまだ都心には少ない「からやま」、わざわざ行くなら、武蔵小杉店をおすすめする。
武蔵小杉駅、南口3東急出口を出てすぐ、高架下の「からやま」はアクセス抜群、周りを商業施設の「グランツリー武蔵小杉」、「東急スクエア」、「ららテラス」やタワーマンションなどに囲まれ、昭和な飲み屋街「センターロード小杉」はすぐ目の前、昭和と令和が交差するダイナミックな映えスポットなのだ。
「からやま」のある武蔵小杉駅南口前の広場、「こすぎコアパーク」では、「こすぎ立ち飲みNIGHT」、「角打ち日和」等、お酒、カフェ、デザート、フードなどが楽しめるイベントが、随時開催される。
ワタシは、先週の日曜日、「からやま」で、唐揚げ定食を平らげた後、腹ごなしに、「こすぎコアパーク」の日本酒の角打ちイベントをブラブラした後、「グランツリー武蔵小杉」の無印良品、「東急スクエア」のユニクロで買い物、非日常と日常を過ごしたのだった。
参考:
★からやま武蔵小杉店
神奈川県川崎市中原区小杉町3-472武蔵小杉東急スクエアステーションマーケット
10:30~23:00(ラストオーダー22:30)
TEL 044-711-0301
★唐揚げ専門店 「からやま」公式サイト
https://www.arclandservice.co.jp/karayama/
★「浅草 からあげ縁‐YUKARI‐」
https://www.arclandservice.co.jp/yukari/
★東洋経済HP「閉店急増の唐揚げ店「からやま」だけ一人勝ちの訳」
https://toyokeizai.net/articles/-/860053?display=b
★東洋経済HP「からやま「永遠リピートする人」生む"戦略"の妙」
https://toyokeizai.net/articles/-/860052?display=b