秋葉原駅から徒歩3分。多くの人が電気街に吸い込まれていく中、私は反対方向へ歩き出します。ほどなくして、「万世橋(まんせいばし)」 が見えてきました。秋葉原付近は混沌として騒がしいにも関わらず、少し離れたこちら側はどうしてこんなにも穏やかなエネルギー流れているのか、いつも不思議に思います。
万世橋は、明治時代に初めて架けられた橋。
秋葉原は 第二次世界大戦で大きな被害を受けたものの、戦後の復興で電気街として発展し、日本を代表する賑やかな街となりました。一方で、万世橋を越えた先にある須田町は戦争の被害を免れ、 今も大正や昭和の趣ある建物 が並んでいます。
秋葉原の「未来」と須田町の「過去」をつなぐ、万世橋。
過去に想いを寄せ、
未来を描く
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そんなノスタルジーに耽りつつ、お腹が空いてきました。お腹はいつでも空くのです。
目指すのは、橋のふもとからも見える高架下にある 「マーチエキュート」 。
この場所は、かつて万世橋駅として使われていた駅舎を リノベーション した複合施設です。
内部は当時に使用されていたコンクリートのアーチや柱がそのまま残されていて、レトロでダイナミックな空間が広がります。
大きな窓から差し込む光が、店内を優しく照らしていて、なんだかご褒美のよう。(アリガトウゴザイマス!)
どこか時間の流れがゆっくりに感じる場所です。
私が頂いたのは「唐揚げ定食(柚子胡椒だれ)」。さっぱりとしたソースが唐揚げにピッタリでとても美味しい!野菜もたっぷり食べられて大満足のお昼ご飯でした。
ちなみに万世橋を越えた須田町方面にも歴史を感じるカフェやレストランが点在しています。
意外と知られていないスポットだと思うので、興味があればぜひ足を運んでみてくださいね。
過去と未来をつなぐ万世橋を渡り、変わらない日常と歴史に触れるひとときを。
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