山種美術館(以下、山種)は、恵比寿駅から歩いて15分、20分くらい。
思ったより遠い、位。

伺ったのはゴールデンウィークの間の平日。
しかし、平日、しかも午前だというのに 驚くことに美術館の中は紳士や淑女で一杯だった。
その様子を見て、山種が愛されているのを感じた。

今回見た展示は「花・flower・華 2024展」3/9~5/6迄。
展示の中で自分が心惹かれたのは、速水 御舟(はやみず ぎょしゅう)さんの「写生帖-バラと梅-」「白梅」「紅梅」という作品。

まず写生帖を見たのだけれど、写生でもう作品。だ。と思った。
本物の花の瑞々しさを写し取られていて驚いた。

続いて見た白梅と紅梅。素敵な絵だとなんとなく見ていたら、さっきの写生帖と同じ人の作品だと気づく。

グッズショップでは、御舟さんのバラのクリアファイルやブックカバーが売られていた。
それを見て更に思い出す。
私は以前、山種に来た時。青い縁のバラの絵のハンカチを買ったのだった。

家に帰ってハンカチを見返すと、御舟さんのバラに違いない。
無意識に、御舟さんの絵に魅入っていた。

今回はおみやげに”山種美術館所蔵 速水御舟作品集”を迎えて帰った。

----------

絵・文・写真/ 堺 あさみ

----------
現在開催中の展示↓

【特別展】
犬派?猫派?―俵屋宗達、竹内栖鳳、藤田嗣治から山口晃まで―

期間:2024年5月12日(日)~2024年7月7日(日)

山種美術館HP:https://www.yamatane-museum.jp/

以下山種美術館グーグルマップ↓