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中野区野方の環七沿いの十八番(おはこ)の冷やしそばを食べないと夏は終わらない。
西武新宿線野方駅から徒歩10分
更新日:2023.10.16
ひつじ堂さんの投稿
東京のにしがわからあれやこれや。
ある日の「POPEYE」で取り上げられていた冷やしそばのルックスに一目惚れしすぐに訪れた中野区野方の環七沿いにある「十八番(おはこ)」。
それからこの冷やしそばを食べないと夏は終わらないなんて勝手に思っている冷やしそば。
8月の終わりに滑り込む。
いつからか冷やしそばから冷やし中華に呼び名が変わったそれがメニューにあるのを確認してカウンター越しにお願いする。
厨房のリズム。
カコンカコンと金物がぶつかる音が心地いい。
立ち込める炒め物のこうばしく町中華の薫りを嗅いで待つ。
揉んで揉んで揉んで鍋に放り込む不揃いの手打ち麺。
平ざるですくい、洗い、具をのせ、タレをかけて冷やしそば。
ほぼ茶の地味な麺顔。でもこれ。
からしを少し麺に擦りつけて麺を啜る。
うねる平打ちの弾力あるもっちりとした麺。
うん、これと、笑みがこぼれる。
強めの酢が効くタレと少し涙がこぼれるツンとくるからしのハーモニーが夏。
引き締まる肉の旨み。
コリとしたクラゲの食感。
きゅうりのしゃきしゃき。
すぐ食べてしまうのがもったいなくて、ゆっくりとそれぞれをからめて頬張るしあわせ。
あとから来る客がほぼ頼むビール。
ほんとはね、ビールでぷはっとしたかった土曜の昼下がり。
それでも今年も食べれたと満足。
また来年も会いましょう。
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