荻窪の「らーめん高尾」でワンタンメンと小瓶。

乗換る荻窪駅でいつかはと心躍らせたらーめん。
三鷹にある『中華そばみたか』の出という『らーめん高尾』。
並んでいたら諦めようと思いながらも無邪気に小走り。
奇跡だろうか並びが無く、カウンター席に落ち着いて、吹き出る汗を拭い拭い拭う。
ワンタンメンに添える昼下がりの小瓶。
シュポッと気持ちの良い音を立て栓が抜かれて黒ラベル。
眺める先の丁寧にテンポよく動く活きの良い店主のリズムが心地良い、
ぐびと喉越して生き返る猛暑日。
しばらくして届くオールドスタイル。
ナルトの存在感とワンタンの主張。
レンゲを持ち啜るスープは澱みないやさしい醤油、
四角い断面のパッツンとした歯応えのストレートな自家製麺。
噛みしめてむわっと小麦が薫るしあわせ。
これでもかと浮かぶワンタンのもちとした幅広の皮と包まれる餡。
丁寧に雑味抜かれた大ぶりの硬いメンマ。
猫の額のようなチャーシューの柔らかであぶらの甘みが詰まる肉。
どれもこれもしあわせ。
ブラックペッパーで引き締まるノスラー。
そうだ半熟のポーチドエッグのような玉子のトッピングを忘れたと隣の玉子を見て思い出す。
うん次の楽しみにする。
ごちそうさまと外に出ると行列。
ラッキーついてた。