こちらのカフェは1927年に薬局だったお店をリノベーションした古民家カフェで、店内には当時のミシンや薬棚なども今なお活躍中。

テーブルやいすは、昔小学校で使っていた物みたいな懐かしいタイプ。

ピークタイムを外した時間だったせいか、先客の方は1名のみで、店内はとても静か。
メニューを広げて、冷えた体を温めるため「こぐまカフェオレ」をオーダーし、まわりを見渡していました。

店内のレトロモダンな雰囲気が、昔の時代にタイムスリップしたような感覚に。

しかも趣のある年代物の掛け時計は時を刻むことを忘れたように止まっているので、なお一層、一昔前の時代に旅をしている気分になってきました。

そこにフワッとやわらかなコーヒーの香りとともに、こぐまカフェオレが登場。

温かく、ほんのり甘い口当たりが体をほぐしながら心も寛いでいきます。

店内に入ってカフェオレを飲みながら、ふと気が付いたこと。
この空間、本当に気を遣わずに寛ぐことができている・・・!

オシャレすぎるカフェは気後れしたり、落ち着かない。
昔ながらの喫茶店でも喫煙OKなお店だとたばこの煙ですぐに退出してしまう・・・など問題があるのですが、こちらはそんな心配ありません。

昭和レトロなお茶の時間を楽しんだあと、お店の外は雨が止んでいました。

雨上がりの商店街。
夕暮れと共に居酒屋の赤ちょうちんの明かりが灯り始めました。

まるで「これからの時間は私たちの出番だよ」とでも言うように。