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下北沢『珉亭』の「おしんこ」の真実
世田谷区北沢2-8-8 下北沢駅から徒歩3分
更新日:2021.07.26
takuAさんの投稿
下北沢と言えば『珉亭』だ。誰が何と言おうと。
看板メニューは「江戸っ子ラーメン」(あるいはラーチャン)。
昔ながらの醤油ラーメンに付いてくる「おしんこ」(写真左上)を一口食べてから、
トッピングするのが流儀だ。
その「おしんこ」をめぐって、つい先日、友人との間で論争が起きた。
友人A「あれザーサイですよね」
友人B「何言ってんの、キムチだよ」
私「いや、ザーサイだろ、味からして」
友人B「何年食べ続けてきたと思ってるの、キムチだよ」
埒が明かないので、確かめに行くことになった。
3人とも満腹なのに、問答無用でラーチャンを注文。
ほどなくして店員さんが「おしんこ」を運んできた際、
「はい、まず、らーぱーつぁいでーす」
とおっしゃった。
おや?
いやきっと、ザーサイのことをここではそう呼ぶのだろう……。
しかし見た目は、確かにキムチだ。
全員、頭に疑問符がよぎっている。意を決して店員さんに聞いてみた。
友人B「これ、キムチですよね?」
店員さん「いえ、違います」
友人A「じゃあ、ザーサイですか?」
店員さん「いえ、違います、辣白菜(らーぱーつぁい)です」
全員「……なんですか、それ?」
店員さん「初代が考えた、オリジナルの漬物なんですよ。
中国に同名の料理があるみたいなんですけど、それとも違う作り方みたいで」
まさかの、全員間違い。
25年以上食べ続けて、それをキムチと信じて疑わなかった友人Bはうなだれていた。
大人になって初めて知る、真実。
それはきっと「辣白菜」の味よりも、すっぱかったに違いない。